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翔side
「ん…」
額に冷たさを感じて目を開けると、そこには潤くん。
「あ、ごめん起きちゃったか」
「んーん…大丈夫…」
冷えピタを替えてくれていたみたい。
あれ…俺、和くんに運んでもらって…そこからどうしたんだっけ…。
「…えっ」
時計は午後7時を指していた。確か和くんたちに休憩してって言われたのが午後2時…。
5時間も寝てたんだ…。
「気分悪くない?貧血だって」
「そんな感じした…今はもう平気…ごめんね手間かけて」
「ううん…それはいいの」
それ…は…?
その言葉と、和くん達の何となしに浮かなく見えるその表情で、疑問を抱いた。
「…どうしたの?」
「あの…翔さんさ…。何か、これなら食べれるってもの…あったりしない?」
「食べれる…もの…」
正直最近、昔の俺じゃ考えれないくらい食欲がひっきりなしになくて。
しばらくお腹が空くと感じていないし、なんだったら食べたくない…とも思ってしまっている。
「俺、なんでも作るからさ…」
「うん…」
食べたいもの…と言われて、とりあえず好きな食べ物を浮かべてみた。
いっぱい浮かんだ…だけど…。
「考えとく…」
「うん…!いつでも言ってね」
それは、食べたいものではなかった。
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まゆり(プロフ) - 今までありがとうございました。楽しませてもらってました。 (2021年11月16日 20時) (レス) @page28 id: 2d52b978c2 (このIDを非表示/違反報告)
トマトっち(プロフ) - ごめんなさい!リクです!翔くん夢で過去(親)がフラッシュバック→家族には秘密→ある和の一言でパニック→智くんはいない→過呼吸→あとは作者様にお任せします。 もし良かったら作って頂けますか? (2018年7月30日 21時) (レス) id: 912a3a5484 (このIDを非表示/違反報告)
凛翔 - はい。すみません。それでよろしくお願いします。 (2018年5月26日 18時) (レス) id: 3554a71541 (このIDを非表示/違反報告)
凛翔 - (追加の修正)ノロにかかりますます弱り果てていく翔くんの姿をみて何かしたいのに何も出来ない和と潤がまた一時的に弱り果てている翔くんに不意打ちをかけるような反抗するが次第に智くんと和・潤がそれぞれできることを見つけて翔くんを支えていくみたいな感じ。 (2018年5月26日 16時) (レス) id: 3554a71541 (このIDを非表示/違反報告)
凛翔 - (追加)自分の性で移ってしまい今度は翔くんがお礼に和や潤の看病するものストレスや責任感でまた体調崩しはじめるけど2人にバレないようにするが智くんは気づきつつあるのに見守ってるみたいなかんじがいいです。 (2018年5月26日 14時) (レス) id: 3554a71541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:櫻弓 想 | 作成日時:2018年5月17日 18時