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智side
「相葉ちゃんありがとうね…」
「ううんっ!いや、結局最後気付けなかったし…」
「そんなの仕方ないよ。居てくれるだけで翔ちゃん安心できただろうし…」
「そっか…」
翔ちゃんをベッドに寝かせたら、手に握られてた薬を取って、冷えピタを額に貼った。
なるほど。薬を飲みに行ってたのか…。
「智くん…」
「ん…?」
辛そうに目を閉じてた翔ちゃんが薄っすら目を開けた。
「また…距離感開いちゃった」
「そのことは心配するな。今は自分のことね?あと。相葉ちゃんにせっかく居てもらってたんだから頼ることね。一人で行くから…」
「ん…ごめんなさい…」
「ううん…謝らなくていいの。怖かったか…?」
後ろでドアの音がする。相葉ちゃんが気遣って出て行ってくれたか…。
そしたら翔ちゃんの目が少し潤んで。
「怖かった…俺、和くんに…和くん達に嫌われるようなことばっかしちゃって…っ」
普段の翔ちゃんならこんなので目を潤ませない。体調を崩すと情緒も崩れることがよくあるんだ。
「そっか…怖かったね…ごめんねすぐ帰ってこなくて」
「ううん…それは本当にいいの…っ、智くんにいつも迷惑かけてるからそんな毎日縛るわけにはいかないもん…」
「翔ちゃん…俺は別に翔ちゃんになら縛られてもいいぞ?仕事だって寂しいなら辞めてやる。あーそれは経済的に苦しいか…(笑)」
翔ちゃんの頭をフワッと撫でると、俺に両手を伸ばして来た。
俺は翔ちゃんの背中と頭の下に腕を滑り込ませて、そっと起き上がらせる。
そして優しく抱きしめた。
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* 2017/04/05 END *
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櫻弓 想(プロフ) - yoshinoさん» 全くお詫びにはなれないと思いますが、仕事のストレスに変えさせていただきたいというのをなくし、リクエスト通り子供達へのストレスで吐き気や嘔吐が止まらないという話を書かせていただくことにいたしますm(__)m (2017年11月12日 23時) (レス) id: 6f25ef5bcc (このIDを非表示/違反報告)
櫻弓 想(プロフ) - yoshinoさん» その時は、吐き気や嘔吐が止まらない症状を書かせていただきます。こんなありえないミスをしてしまい本当に申し訳ありません…。 (2017年11月12日 22時) (レス) id: 6f25ef5bcc (このIDを非表示/違反報告)
櫻弓 想(プロフ) - yoshinoさん» いま、見返して気が付いたのですが…ストレスで吐き気が止まらないというリクエストをいただいたのにも関わらず、怪我の話になってしまっていました…大変申し訳ございません。。一旦断らせていただいた和くんたちが看病する話を書かせていただきますので (2017年11月12日 22時) (レス) id: 6f25ef5bcc (このIDを非表示/違反報告)
櫻弓 想(プロフ) - yoshinoさん» 長らくお待たせさせて申し訳ありません。もうそろそろ更新することとなると思うのですが、話の進行上の関係で、子供達へのストレスではなく仕事のストレスに変更させていただいてもよろしいでしょうか?待たせてる上に勝手なこと本当に申し訳ありませんm(__)m (2017年11月12日 22時) (レス) id: 6f25ef5bcc (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - 櫻弓 想さん» ありがとうございます!分かりました!楽しみに待ってます! (2017年4月7日 15時) (レス) id: 6954d50fae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:櫻弓 想 | 作成日時:2017年1月16日 2時