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智side
「そうえば、岡田先生からなんか聞いた?」
晩ご飯が食べ終わった頃。翔ちゃんの頬が赤くなったなと思えば、やはり発熱していて。
「診察されてた時は意識なかったから知らないけど、さっきメールきた。疲れてるだけだって。その時は熱もなかったらしいし」
「そっか。ほんと程々にね?」
「はあい(笑)」
ベッド付近にある椅子に腰掛けて、もう瞼が落ちかけになってきた翔ちゃんをみてると、ドアが開く音が遠くからした。
和達、帰ってきたか。ちょっと顔出そう。
「おかえり」
「たでーま」
そっけない態度ではあるけど、やっぱりこいつらがあからさまに俺に反抗してきたのはあの翔ちゃんをここに連れてきた時以来、一度もない。
「なに食べたの?またいつものところ?」
「うん、そー。」
そんな日常的な会話を終えて、翔ちゃんが眠る部屋に戻ると、翔ちゃんの目はぱっちり開いていた。
「目覚めたの?」
「…ううん。和くん達さ、俺が『おかえり』って言ったら『ただいま』っていつかは返してくれるかなとか考えてて…」
「あ、あぁ…」
「あっ!ごめんね?暗い雰囲気にして!もう寝るね。おやすみ」
俺がなんて返せばいいか困ったのがバレるような返事をあからさまにしてしまって、翔ちゃんはそれを誤魔化すように布団に潜り込んだ。
翔ちゃん…あいつらはきっといつか分かってくれる。
俺はそう思う。
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櫻弓 想(プロフ) - yoshinoさん» 全くお詫びにはなれないと思いますが、仕事のストレスに変えさせていただきたいというのをなくし、リクエスト通り子供達へのストレスで吐き気や嘔吐が止まらないという話を書かせていただくことにいたしますm(__)m (2017年11月12日 23時) (レス) id: 6f25ef5bcc (このIDを非表示/違反報告)
櫻弓 想(プロフ) - yoshinoさん» その時は、吐き気や嘔吐が止まらない症状を書かせていただきます。こんなありえないミスをしてしまい本当に申し訳ありません…。 (2017年11月12日 22時) (レス) id: 6f25ef5bcc (このIDを非表示/違反報告)
櫻弓 想(プロフ) - yoshinoさん» いま、見返して気が付いたのですが…ストレスで吐き気が止まらないというリクエストをいただいたのにも関わらず、怪我の話になってしまっていました…大変申し訳ございません。。一旦断らせていただいた和くんたちが看病する話を書かせていただきますので (2017年11月12日 22時) (レス) id: 6f25ef5bcc (このIDを非表示/違反報告)
櫻弓 想(プロフ) - yoshinoさん» 長らくお待たせさせて申し訳ありません。もうそろそろ更新することとなると思うのですが、話の進行上の関係で、子供達へのストレスではなく仕事のストレスに変更させていただいてもよろしいでしょうか?待たせてる上に勝手なこと本当に申し訳ありませんm(__)m (2017年11月12日 22時) (レス) id: 6f25ef5bcc (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - 櫻弓 想さん» ありがとうございます!分かりました!楽しみに待ってます! (2017年4月7日 15時) (レス) id: 6954d50fae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:櫻弓 想 | 作成日時:2017年1月16日 2時