# 018 ページ18
そして、Aの母が家を後にしてから数十分後。
HK「ヌナただいま！」
我が物顔で家に上がってきたのはお隣のサンヒョクだった。
「ああサンヒョク、おかえり」
RV「よっ」
KE「どうも」
HK「ど、どうも…」
当たり前のように迎え入れるAにはびっくりだが、二人の姿を確認した途端サンヒョクの表情は引き攣った。
HK「ふたり来てたんだ…」
「うん、ウォンシクが用あるって言うからじゃあジェファンもって」
HK「ヌナが言ったの？」
「うん！」
その潔い返事に脱力し肩を落とすサンヒョク。
HK「はぁ…」
RV「なんだよ、来ちゃダメだったか？」
するとサンヒョクはふたりに向かって目を見開き、
HK「べーつーにー？」
KE「(こっこわい…)」
RV「(嫌なんじゃねぇかよ)」
と、言うのでした。
RV/KE「おじゃましました」
「夕飯も食べてけばいいのに」
RV「いやいや、そうも行かねぇって(あいつもいるし…)」
KE「そうそう(ま、まだ睨まれてるっ…)」
HK「そうだよヌナ引き止めちゃ悪いって、暗くなる前に帰してあげないと」
そう放つサンヒョクの顔はとても清々しく見える。
「そう？……じゃあ、また明日ね」
RV「おう」
KE「ばいばーい」
こうしてふたりは帰っていった。
HK「ねぇヌナ…」
「んー？」
今この場には、Aとサンヒョクの二人しかいないが、そんなのはもう何度もあったことだ。
HK「僕って…なに？」
「え…」
突然の問いに驚いたA。
HK「ヌナにとっての僕って、なに？」
「なにって、うーんそうだねぇ…」
その間、サンヒョクの心拍は上がり続ける。
「……大事な家族、かな？やっぱり」
HK「！……そう、だよね」
そして、サンヒョクの受難は続く。
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HaNeul - 初めまして!始めから読みましたがとても興味深い小説ですね!こういう感じの小説好きですよ＾＾ハヌルと申します。更新頑張って下さい！ (2014年12月20日 20時) (
レス) id: c9ca713a15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KINGALICE | 作成日時：2014年12月20日 16時
