Sexy Story 〜短編集〜

恋愛初心者__神宮寺勇太 ページ31

＊

＊

＊









勇太「Aちゃん。

よかったら僕と付き合ってくれませんか？」




あの告白から1週間。

勇太先輩は私の彼氏となって毎日一緒にいるんだけど

未だに慣れません。









・









かっこよくて、優しくて、完璧な先輩が

どうしてこんな私を好きになったんだろう。




もっと可愛い子はたくさんいるのにな。









・









勇太「Aちゃん。帰ろう？」


A「ちょっと待ってください。」


勇太「こら、敬語禁止。」




軽くデコピンされて微笑まれる。

あぁかっこいいなぁ。

こんなにキュンキュンしてる。









・









A「先輩…かっこよすぎる。」


勇太「え？どうしたの、急に。

嬉しすぎるんだけど。」


A「え、あ、今声出てましたか？？」




恥ずかしい…

こっちはこんなに照れてるのに

余裕な感じで見つめてくる先輩。









・









勇太「ねぇ…その先輩ってやめない？」


A「え？先輩をやめる！？」


勇太「そんなに驚くこと？

普通に呼んでよ、勇太ってさ。」





勇太？！

そんな呼び捨てなんて恐れ多いよ。




勇太「ねぇいいでしょ？彼氏なんだからさ。」


A「で、でも…」









・









可愛くお願いとポーズされては断れるわけなくて



A「ゆ、勇太…くん。」


勇太「え、まぁ、今はそれで十分か。」



手をぎゅっと握られて引き寄せられる。

こんなに近い距離だとドキドキが聞こえちゃいそう。









・









勇太「なぁA？」


A「えっ、今…」


勇太「ん？なんか変なこと言った？」




今、今、Aって…




勇太「A？顔赤いよ？」


A「あぁもう先輩の意地悪！」


勇太「あ、先輩に戻ってるし。」









・









勇太「次先輩って言ったら、、キスするよ？」


A「き、キス！？そんな先輩ダメで…ん！」




目を開けたら先輩の顔が目の前にあって…




勇太「先輩って言うからお仕置き。

ほら、勇太って…言ってみ？」









・









顔が近くて吐息がかかる。

恥ずかしくて恥ずかしくて目を開けられない。



A「ゆ、勇太！」


勇太「はい、よくできました。」




今度は軽く頰にキスされて


はぁ…この先私の心臓は持つのかな。

心配になっちゃうよ。









＊

from おもちさん

＊

結婚式のあとは__中島健人→←コンサート__中村嶺亜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す