Sexy Story 〜短編集〜

勘違い__山田涼介 ページ28

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涼介「おい。どこ行くんだよ。」


A「来ないで。ほっといてよ。」









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見たくなかった。

あんなところ見たくなかった。

どうしてあのときあそこに行っちゃったんだろう。









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もし行かなかったら

涼介が他の人とキスしてるところなんて

見なくて済んだかもしれないのに。









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涼介「ねぇ何怒ってんだよ。

気になるから待てって。」




涼介には言いたくないよ。

言ったらもう元の関係には戻れなくなるじゃん。



A「お願い、気にしないで。」


涼介「気になんだよ！」









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手を掴まれたと思ったら、そのまま引き寄せられ

気がついたら涼介の腕の中だった。









・









涼介「勘違いしてるようだから言うけどキスしてないからね。」


A「え、だって…」


涼介「やっぱりそうだと思った。」









・









涼介「あれ…大ちゃんだから。」


A「へ…？」


涼介「女装してキスしてこようとしてさ…

そしたらAが逃げていくの見えるし。」









・









え、なにそれ。

今ものすごく恥ずかしいんだけど。









・









涼介「俺が女の子とキスしてるかと思って

ショック受けてたんだろう？」


A「ち、違う。」


涼介「素直になれって。」









・









体を離されたと思ったら顔を覗かれて




涼介「俺は嬉しかったけどね。」


A「なんでよ。」


涼介「そりゃあね。」









・









涼介「Aが俺のこと好きってことの証拠でしょう？」


A「そんなこと言ってないよ！」


涼介「え、なに好きじゃないの？」




好きじゃなくなくないけどさ…

そんな言えるわけないじゃん。









・









涼介「まぁ俺は好きだけどね。

ずっと前からAのことしか見てないよ。」



A「え、うそ…」



涼介「こんなこと嘘つかないよ。」









・









涼介「で、Aはどうなの？」



恥ずかしくてもう一度涼介の胸に飛び込んで



A「好き。」



と伝えた。









・









勘違いして恥ずかしかったけど

これはこれで結果オーライってことかな？









・








これからよろしくね、涼介。









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from はるちさん

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朝から__阿部顕嵐→←料理__中島健人

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