Sexy Story 〜短編集〜

アイス__平野紫耀 ページ26

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紫耀「アイス食べる？」


A「食べたい！」


紫耀「はい、じゃよろしく。」









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コンビニの入り口まで背中を押されて…

あーぁそういうこっちゃ。



紫耀が奢ってくれるなんて思った私がアホや。









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A「本当ケチやなぁ。」



なんて文句言いながらも

紫耀が好きなアイスを選んでしもうのは…

あいつのことが好きって証拠やな。









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レジにアイスを持っていて

お金を払おうと財布を出してると




紫耀「1000円で。」




といつの間にか紫耀が隣におった。









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A「え、奢ってくれるの？」



紫耀「気分。」





あーやばい。

キュンってしてしまう。









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紫耀「なんやねん。

さっきからジッと見てきて。」



A「いや、なんも。」





紫耀って意外と綺麗な顔しとるんやな。





紫耀「ほら、帰るで。」









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ビニールから出されたアイスを口に入れられ

あたふたしてると

紫耀はそそくさと歩いて行っちゃって









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A「置いてくな、アホ。」


紫耀「奢ってもらっとってそんな口聞くな。」


A「イッター！」




デコピンをくらってしまった…





紫耀「ボーッとしとる方がアホや。」


A「ムッカー。もう言い。先帰る。」









・









なんて言うたけど紫耀はすぐに追いついてきて




紫耀「歩くの遅いねん。」




と言いながら手を繋いできた。









・









A「ねぇ手！」



紫耀「なんやねん。」



A「だから手！」



紫耀「繋ぎたいから繋いどるんや。なんか文句あるか。」






なんもないけど…だけど…

勘違いするわ、アホ。









・









紫耀に繋がれてる手をジッと見つめると

指が絡められて





紫耀「Aだけやからな。」




なんて顔を赤くしていうてくるから

こっちも照れないわけなくて









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A「紫耀のアホ。」




こんなことしか言うことができんかった。









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紫耀「アホなんは分かっとるわ。」









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いつか素直になれる日が来るといいな。









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from ねねさん

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