8* #3 ページ39
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『 え?んっ…… 』
気づいたら互いの唇が触れ合っていた。
最初は触れ合うだけだったキスも、だんだんと深さを増していく。
その間も、わたしは零くんに応えるのに必死だった。
苦しくなって零くんの胸を叩くと、糸を引きながらそっと唇が離れる。
『 ん…はぁ…… 』
その糸がプツンと切れると零くんと目があった。
自らの唇を舌で舐めながら眼鏡を軽く持ち上げる彼。
いつもと違う零くんの大人の魅力に翻弄されて、胸がきゅうと苦しくなった。
( またしてやられた…… )
大人な零くんにいつも翻弄されっぱなしなわたし。
いつかやりかえしてやろう!と心の中で密かに決意をしたのだった。
〜 ミニ後日談 〜
( おはよう、A。)
( ふわぁ〜…おはよう、れいく…って、え!?眼鏡!?)
( あぁ、これからは朝もかけようと思ってな。)
( なんで!?今までかけてなかったよね?)
( 昨日のAの反応が可愛かったからかけることにした。)
( もう…朝から心臓に悪いよ…… )
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作者名:朔 | 作成日時:2018年6月12日 20時