3*plus #3 ページ14
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降谷「 A……、どうしてここに……？」
想定通り、かなり驚いている様子の降谷さん。
A「 風見さんがね、連絡をくれたの。零くんが全然寝てくれなくて困ってるって。だからほら、もう帰ろう？」
Aさんに引きずられながら椅子から立ち上がる降谷さん。
降谷「 …………謀ったな、風見。」
降谷さんに盛大に睨まれ、思わず背筋が凍りつく。
A「 もう………零くん！いい加減にして！！」
突然声をあげたAさんに俺だけでなく公安部全員、降谷さんも驚いた表情をしている。
A「 風見さんは悪くないでしょ！？風見さんは零くんの事、心配してくれてるんだよ！？もう……部下の皆さんに迷惑かけないで！！」
そういうと降谷さんはやっと折れてくれて、俺や他の部下に指示を下し、そのままAさんに連れられて帰っていった。
( それにしてもAさん…怒ると意外と怖いんだな… )
いつも笑顔でいる印象しかなかったからだろうか。
いずれにせよ、なんとかその場は丸く収まって俺も他の部下たちもホッとしたのは事実。
〜 ミニ後日談 〜
次の日、公安部。
( ところで風見。)
( はい、どうかしましたか？降谷さん。)
( なんでお前、Aのケータイの番号知ってるんだ。)
( え？そ、それは…… )
( なんだ。言えないことでもあるのか。怒ってないから言ってみろ。ﾊﾞｷｯﾎﾞｷｯ )
( ……！降谷さん、指…！めちゃくちゃ怒ってるじゃないですか…… )
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作者名：朔 | 作成日時：2018年6月12日 20時
