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3*plus 降谷さんと徹夜。#1 ページ12

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( 風見side )





降谷「 ……はぁ…… 」





先ほどから何度も上司のため息が静かな公安部内にこだまする。







思わず眉をひそめてしまった。







俺だけじゃなく、他の部下たちも気にしているようだ。








( ここは俺が言うべきか… )








本当は今の上司にむやみに触れたくは無いのだが、ここまできたら仕方がない。






理由は……まぁのちのち分かるだろう。









『 降谷さん…失礼ですが、今日で何徹目ですか 』






降谷「 三徹目だ。」







三徹……まぁトリプルフェイスを持つ降谷さんなら仕方のないことではあると思うが、俺だったらとてもじゃないが耐えられない。






というかもはや、三徹なんて人間業ではないと思う。





『 降谷さん、今日はもうお帰りください。あとは私がやっておきますから。』







そう言うと案の定、それを拒否する降谷さん。






俺は尚言い募ろうとしたが、「 自分の仕事をしろ。」と言われ、追い払われてしまった。







そう、俺が今、降谷さんに触れたくなかった理由はこれだ。








徹夜続きの降谷さんはいつにも増してとてつもなく機嫌が悪くなる。









常日頃から愛想のない上司なのに、それに更に磨きがかかって、もはや誰も触れたがらないのだ。

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作者名: | 作成日時:2018年6月12日 20時

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