大好きなきみへ (ページ8)

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HappySuhoDay2 ページ8

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「もう来週、ジュンミョニヒョンの誕生日だし、デートにでも誘えば良いじゃん。
ヒョン、彼女もいないし、サークルの友達とも予定ないって言ってたよ。」

「そんな勇気があれば、今頃、わたしはジュンミョンさんの彼女になってます。
誕生日プレゼントも直接渡せず、セフン経由で渡してもらったヘタレがそんな、デートだなんて恐れ多い...。」

宙に人差し指でクルクル円を描きながら、セフンに愚痴ると、セフンは呆れた顔をして、ため息をついた。

「今年は俺は渡さないからね。
いい加減、自分で覚悟決めなよ。

ヒョンもいつまでも実家にいるとは限らないし、就職しちゃったら、ますます会えなくなるんだから。

今週中にデートにでもなんでもいいから、ヒョンの誕生日に直接お祝いしたいって伝えなよね。
あんまりうじうじしてると、ヒョンに彼女できちゃっても知らないから。」

そうやってミッションを与えて、セフンは去っていった。

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ジュンミョンさんとのトーク画面を開いて、悩むこと早数日。

セフンに言われた今週中ももう終わってしまいそう。

ジュンミョンさんの背中をずっと追い続けてきたから、気づけば、恋愛偏差値は低値中の最低値で。

くよくようじうじ、デートなんかしたことないし、誘い方もわからないし、断られたら、人生終了のお知らせだし。
気合を入れればいれただけ、マイナス思考に。

講義中も集中出来ずにスマホをいじっていると

ジュンミョンさんとのトーク画面が更新されて、

ジュンミョンさんから

「5月22日会えないかな？予定ある？」

のメッセージ。

ちょっと、よく分からない。

新手のアカウント乗っ取り？
ジュンミョンさん大丈夫かな？
アカウント乗っ取られてますよー？

なんて、思いながらも

「なにも予定ないです！
わたしも会いたいと思っていたところです。」

指は本能のままに、素直に文字を打ち込み、迷うことなく、送信ボタンを押して、すぐにつく既読の文字に、心が弾んだ。

ジュンミョンさんが予定を聞いてくれて、 5月22日は平日でお互い講義があるから、講義が終わったら、一緒に夕飯を食べに行くことになった。

え、うん。
これってデートだよね？

まさかのジュンミョンさんからのお誘いで、講義の内容はほとんど頭に残らなかった。