大好きなきみへ (ページ11)

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HappySuhoDay5 ページ11

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意を決して、息を吸いこんで、声と一緒に今までの気持ちを吐き出した。

「ジュンミョンさんのこと、ただの友達のお兄ちゃんだなんて、思ったことないです。

子どもの頃から、ずっと、ずっと、ジュンミョンさんの背中ばかり見てました。

だから、ジュンミョンさんに会いたくて、セフンと遊んでたし、高校も大学もジュンミョンさんと同じ学校に通いたくて、頑張ったんです。
周りに反対されても、ジュンミョンさんの近くに居たかった。
わたしこそ、ただのセフンの友達としか思われてないって思ってました。
だから、まさかジュンミョンさんとこうやって、一緒にいられるなんて...。」

「Aちゃん、泣かないで。」

思いを吐き出したら、それと一緒に涙も止まらなくなって、頬を伝った。
ジュンミョンさんがそれを指で拭ってくれて、頬は熱を持ったけれど、涙は止まらなかった。

「じゃあ、Aちゃんは俺と同じ気持ちだったってことで、期待していいのかな？」

確かめるように聞いてくれるジュンミョンさんの顔ははっきり見えないけれど、コクコクと頭を上下に振った。

「Aちゃん、好きだよ。俺と付き合ってください。」

「わたしも、ジュンミョンさんが好きです。
よろしくお願いします。」

そんなふうに私たちの長い長い片思いに終止符が打たれた。

週明けに直接セフンに付き合いはじめたことを報告したら、「やっとか...。」とため息をついて、ふにゃっと微笑まれた。

長い間、ジュンミョンさんからもわたしからも同じような相談を受けていたんだろうなぁ。