続 ページ37
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『碧海は嫉妬深いなあ』
「Aを愛しとるからな」
私の肩に顔を埋めて鎖骨にキスしてくる。
くすぐったくて、ふふっと笑ってしまった。
「なあ、A？」
『なにー？』
「俺ら、本気で付き合っちゃう？」
真剣な瞳の碧海に、どきっとした。
碧海には私と比べ物にならないくらい、美人で素敵な彼女がいるのに。
私だって、優しすぎるくらい優しくて、全力で愛を注いでくれる拓実がいる。
『お互い恋人持ちでしょ』
「いいやん、そっちを遊びにしたら」
『そんなの、言ってる自分が一番できないくせに』
「…さすがA、俺のことよく分かってるな」
そりゃそうだよ、どれくらい一緒にいると思ってんの。そういう意味も込めて、碧海の頬にキスをした。
「明日、拓実くんと会って何すんの？」
『うーん、何するんだろうね』
「……するん？」
『拓実と私は恋人だよ？そういう雰囲気になったらするんじゃない？』
「……ほんまに小悪魔やな」
『ふふっ、ちょっとした意地悪だよ』
碧海にキスすると、ポーカーフェイスを崩して微笑む。
ぎゅっと抱き締めてくれる碧海の肩の向こうに拓実を思い出して、私は目をつぶった
いつか罪に呑まれても
.
────────────────
こんばんは、作者です。
何も考えずにぽけーっと書いたのですが
碧海くんお誕生日ですね…
碧海くん誕生日にこんな小説にしてしまい
ごめんな気があります…
何はともあれ
はっぴーすかいでー！
おめでとうございます。
今更ですが、お気に入りが
なんと100人超えておりました。
評価も増えていて驚いております。
ありがとうございます。すごくすごくうれしいです。これからもよろしくお願い致します。
p.s.こどもの日に投稿された子ども時代、
可愛すぎて母親の気持ちになりました。
全員怪獣やん。
2020.05.06 すい
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懐かしいキスをする 〈川西拓実〉→←いつか罪に呑まれても 〈金城碧海〉
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作者名：すい | 作成日時：2020年4月28日 4時
