過去のお話。 ページ7
それからというもの、
心配性なのか、
りょうくん、としみつくん、
柴田くんはいつもあたしを送ってくれた。
迷惑かけてるからって思うけど
それを言うと怒られるから言わない。
今日もりょうくんととしみつくんに
ちゃっかり送ってもらってる。
り「ねえ、今度さ夏祭りあるやん?それ行かない?りなちゃんとまりちゃんもしばゆーも誘ってさ!」
と「いいよー」
「…」
と「おい、無視すんな」
「え!?あたし!?」
と「お前以外誰がおるだ(笑)」
「あ、えーっと、、あたしはいいや」
り「え、なんで!?」
と「ダメだろ、来いよ」
「いや、ごめん。行けない」
り「…」
と「…まぁいいや。ちょっと俺用事あるで先帰るわ!じゃ!」
としみつくんはそう言って
走り去って行った。
り「ねえ、A?」
「ん?」
り「なんか隠してるでしょ?」
「え、な…なんで?」
り「なんでだろうね。でも分かっちゃうんだよね俺。言いたくないなら言わなくていいんだけどさ。なんとなく心配で」
「それは…」
りょうくんは少し申し訳なさそうに話す。
なぜかあたしは
触れられたくないはずの内容なのに
そこまで嫌だとは思わなくて。
「誰にも…言わないでくれる?」
り「約束は守るよ俺」
「今から話す話はりなとまりしか知らないんだ。でも、りょうくんになら話せる気がする」
り「どんと来い!あ、ここじゃあれだし場所変える?」
「えーっと、じゃあ…うち来る?」
り「え!?」
「いや、だって…ここだし」
り「あ、そっか(笑)」
家の前で場所変えるって言われたら
もう家でいい!ってなるよね。
お母さんはもちろんいないし。
り「でも大丈夫?ご両親は」
「あ、平気。今いないから」
そしてりょうくんを家へ上げた。
り「おじゃましまーす」
「どーぞ!適当に座ってて!飲み物持ってくる」
り「はーい」
飲み物を持って部屋へ行くと
りょうくんは部屋の中をキョロキョロしてた。
「あんま見ないでね(笑)」
り「Aの部屋綺麗だなーって思って」
「いやいや」
り「さ、聞かせていただきますか。」
りょうくんはあたしの勉強椅子に座って、
あたしはその近くへ座った。
一息ついて、口を開く。
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ピンクのとり(プロフ) - 応援してます!更新頑張って下さい! (2020年3月27日 13時) (レス) id: f66f4367d9 (このIDを非表示/違反報告)
ふくちょー。(プロフ) - Knymal01さん» ありがとうございますー。緑落ち、、を狙ってます実は! (2019年8月4日 2時) (レス) id: 9ee0be3c4f (このIDを非表示/違反報告)
Knymal01(プロフ) - 応援してますー、是非落ちは緑希望です...! (2019年8月2日 23時) (レス) id: 437d9bd777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユーカリ | 作成日時:2019年7月27日 2時