俺色に染まりやがれ。�◆變弌� ページ46
りょうは何かを勘付いたのか。
なんだかとても気持ち悪い顔をしている。
り「当てようか、今からする話」
と「多分正解」
り「恋バナでしょ？」
と「正解」
"やっぱりね"そう言って微笑むりょう。
まあ間違ってねえよな。恋バナだ。
一通り事の経緯を説明した。
りょうは終始真剣な表情だった。
り「はぁ…」
と「なに？溜め息とかやめろよ」
り「すごいドラマ感があるね」
と「バカにしとるだろ！？」
り「断じてそれはない！でもよかったじゃん、会えて」
と「まあ、うん。それはね。あっちも俺に気付いてさ、ビックリしてて。また明日来ますって言って帰ってきたんだけど」
り「もうそれは明日ちゃんと連絡先渡した方がいいよ。なんなら終わる時間とか聞いちゃうな俺なら。で、そのあと話したりできたらって思う」
と「そりゃできたらそうしたいけど…そんな事聞けんて俺ぇ〜…」
り「まあ、、ポンコツ童貞だもんな」
と「ねえマジでうるさい！童貞じゃねえって！」
俺にもし、そんな勇気があったら。
もともとこんなに苦労してねえって。
り「としみつ奥手だもんなぁ、、でもこういう時は長期戦にならない方がいいと思うよ」
と「なんで？」
り「だっていつその子が他の男に惚れるか分からんじゃん。それにその子がコンビニ辞めちゃったりするかもしれんじゃん」
と「それは辛すぎる」
り「明日頑張らないといけないね」
このイタリア人は軽々言うからいかん。
俺にはそんな度胸ねえっつーの。
でも意外と勢いで言えそうな自分もいて。
とりあえず明日、
今日と同じような時間帯に行くか。
もし、あの子がいたら
それはその時の勢いに任せよう。
り「どんな子なんだろうね」
と「わからん。でもファンはファンでもあんま見んタイプだわ。俺のイベント来てくれた時も緊張してるわけでもなく、喜んでるわけでもなく、ただ冷静だったっていうか」
り「年上だったりするかもね？」
と「でもなぁ、、見た目は俺らくらいか俺よりちょっと下なのかと思っとるけど」
まだ、あの子のことは何も知らない。
ー
作者です！もうすぐお話枠がMAXになります。これも皆様のおかげです(＾ω＾)いつもありがとうございます！！
さて。もうすでに次を考えたいわけですが、これはメンバーの短編集なので、次は緑の長編を予定しています。緑の話で50話目指します！
がんばります！！
ー
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作者名：ふくちょー。 | 作成日時：2019年6月18日 1時
