イロイロ短編集♪２

ぬらりひょんの孫　再会？絶叫？←　 ページ48

浮世絵町のとある公園にて


「ゆらMAX！」

「・・・ねー、いつまでこっちにおるんよー」


修行をするゆらに声をかける学ラン姿の中学生

黒なのか紫なのか微妙な色の髪を雑に肩で切りそろえている

たぶん自分で切ったのだろう

ブランコに座りながら言う相手に、ゆらはイライラしながら振り向いた


「あのなぁ、気が散るやんか！修行せぇへんのやったら先に部屋かえっときぃな！」

「いやいや、俺が言ってるのは本家。さっさと京都帰ろうぜ」

「あーもぅっっっ！大体なんでアンタもきとるんやな！」

「ゆら一人じゃ大変だろうなー、って思った俺のせめてもの心遣いだ」


キリッと効果音が付きそうなほどキメる相手にゆらはため息をついた


「・・どうでもいいけど、なんで学ランなん？」

「俺京都でも男子用だったしー」


どうやら学ランの中学生は女子らしい

よくよく見れば整った顔立ちをしており、色が白く足も細い

一見男と見間違えるが本当によく見れば女子だ


「あー・・もぅ早く京都帰りたいんやけどー」

「勝手に帰れや！」


んー、と呻く男装の少女から目を離して修行を再開する

すると、ポケットの携帯がなった

見るとメール

その本文を見て少女は目を輝かせた

ゆらもその様子に気づき、眉をひそめる


「やっぱ俺帰らない」

「はぁ！？」


そういうと少女はクスと笑った

それは少女らしい表情


「竜二が来るんやて♪」


その顔はまさに恋する少女そのものだった

ゆらはため息をつく


「・・・なんで竜二兄ちゃんとA姉ちゃんが付き合えるんやろ・・・」


つぶやきながら修行場所を変えるゆら

それに気づかないA


・


そしてその数分後、ゆらと竜二が再会しAの言葉を思い出してゆらが絶叫したのは言うまでも無い

ＭＡＧＩ　邪魔になるのなら　（主人公少年設定です）→←ＭＡＧＩ　アニメ化おめでとう記念☆

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