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ぬらりひょんの孫 猩影(アンさんリク) ページ8

「二代目ー、二代目ー?」


四国からの襲撃のあと、なんとか組を立て直すことが出来た

それでもやはり二代目の猩影の心は沈んでいた

その襲撃の時に諸事情で組を離れていた者たちの中の一人

それがAだ

元は幹部だったのだが、昇進して二代目補佐となっている

Aの下には結構な数の組がある

その組を総動員させて現在は家の修理に当たっているのだが


「二代目知らないか?」

「申し訳ありません、姐さん。知りません」

「当主様、存じ上げませんわ」


誰に聞いてもこの返答

いよいよ頭を抱えだした


「何でいないんだよ、二代目」

「あ、猩影様なら神社行ってましたよ?」


近くにある神社へと急いで走る

二代目がいなければ集会もなにも出来やしない

そう考えて更に足を速めた


「・・・見つけたぞ、二代目」

「!・・・・Aの姉さん」

「なにやっているんだ。二代目がいなければ何も始められないんだよ」


つかつかと近寄れば、猩影は唇をかんだ

眉をひそめて見上げれば、瞳が揺れている

Aはため息をついた


「・・・どうしたんだ」


石像の足元に腰を下ろした





「俺なんかが組の先頭にいていいんだろうか、って思ってきまして・・」

「お前は先代の息子じゃないか。全員それを望んでいるさ」

「違う」


ハッキリと拒絶

少々驚いて飛び上がった


「・・・俺よりもAの姉さんが大将になったほうがいいんじゃないか・・」

「・・・誰に言われたんだ」

「・・・・Aの姉さんの・・・」


あぁ、と思い当たった

二代目をたてるときに強く反論してきたのがいた

そいつらだろう


「あいつらは私といるのが長いからさ。悪気はないと思うぞ」

「でも、正論だし・・。俺なんかよりもAさんのほうがみんなをまとめられる」


よくある三角座りで顔をうずめてらっしゃる


「自信がないのか」

「そうっす」

「だから私が補佐にいるんだろうが」


そういえば顔を上げた

ニコリと笑って続きを言う


「大体、補佐なんて昇進したけど一番面倒くさい役割なんだ。お前じゃなかったら幹部のままでいるよ」

「!」


かぁー、と顔を赤くする猩影にもう一度微笑んで立ち上がる


「ほら、行こうぜ」


返事はなかったけど手を差し出せばその手を掴んだ


「では、参りましょうか。二代目!」





「よぉ、猩影」

「リクオ様!」

「あ、三代目。お久しぶりです」

「夫婦生活はどうだ?」


ニコリと微笑が返って来た

BLEACH 白哉(雛芽さんリク)→←かげろひ 伊達政宗(男主+ギャグ)



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ヒカリ - すみません間違えて続編があるのに気がつきませんでした。続編に書きます。 (2017年6月18日 5時) (レス) id: af8ab5d7d9 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - あの、リクエストで、BLEACHで異世界から来た女の子と朽木白哉さんの恋物語を書いて欲しいです!お願いします! (2017年6月18日 5時) (レス) id: af8ab5d7d9 (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - 音桜(隠居中)さん» ありがとうございます!これからも更新頑張ってください! (2014年8月26日 2時) (レス) id: 676dabd545 (このIDを非表示/違反報告)
音桜(隠居中)(プロフ) - miyuさん» バカップルを最近書いていなかったので楽しかったです。でも勢いで書いたんで所々阿呆が目立つ…。こんなのでよければまたいつでも。基本暇してるので気分が乗ったらすぐにでも取り掛かりますから! (2014年8月26日 2時) (レス) id: c5451431f8 (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - うおおおおおおおお早速リクありがとうございます!素晴らしいですね!またリクしていいですか? (2014年8月26日 2時) (レス) id: 676dabd545 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:音桜 | 作成日時:2013年3月22日 13時

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