イロイロ短編集♪４（リク消化最優先！）

NARUTO　うちはオビト（リアノさんリク） ページ6

いつからだろうか

隣にいて欲しいと望むようになったのが、お前へと変化していったのは


ふと後ろに目をやる

当然の事のように、Aは前を見据えて、前の人物を信じて走っている

目が合えば照れたように微笑んだ


「・・なぁ、A」

「何ですか？オビト様」


目を前へと戻して止まらずに話しかければ、相手も返してくる


「俺はリンが好きだった」

「はい、存じ上げております」

「だがな」


そこで言葉を止める

何を言おうとしているのか、何が言いたいのか、自分でも分からなかった


「・・オビト様？」


不思議に思ったのか、声をかけてくる

振り向けば明るいオレンジ色の瞳が揺れているのだろう


「だがな、俺は・・・」

「はい」


何の疑問も抱かずに、ただ己の言葉を待つA

オビトは口を閉じた

振り返らなくても彼女がどんな表情をして、どんな態度をとっているのかが今では十分に分かる

それほどまでに長い年月を共にしてきた

だから、これからもきっと


フッ

音もなくオビトは笑う


「先ほどことは忘れろ、A」

「御意に」

「A、俺は『月の眼計画』を成功させられるだろうか」


大きな木の枝に降りて止まる

隣にAが並んで止まり、一息ついてこちらを見上げる

迷いのない、純粋なオレンジ色の瞳が夜の闇の中に綺麗に輝いている


「もちろんです。その架け橋がために、私はあなたの後ろに存在しているのですから」


強い意志のこもった言葉


「そうだったな」

「はい。オビト様の望む世界が出来るその日まで、私はずっとここに」

「あぁ」


うなづいて、オビトはとんだ

Aもそれに続く


「(そうだ。始まったばかりだ・・・。時間は十分にある)」


それならば


「(焦らなくていい。ゆっくりと整理をつけて、言葉に出せばいい)」


心に決めて、一人の忍は夜を駆ける

もう一つの影がそれに続いていく


まだ始まったばかり

焦らなくても、世界が変わるのはまだまだ先__________



＊＊＊＊＊＊＊＊

甘くならなくてごめんなさい・・・。

難しかったです！！；；

もう一度挑戦してみるので、良ければ待っていてください(＞＜

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