ハイキュー!! 及川 ページ45
にっこりと可愛らしく、大半の男がとろけるような笑顔で、甘い声で
「ふふっ、まさかあなたが告白してくるなんて…」
短めのスカートから覗く白く長い足は、モデルに負けず劣らず
赤茶色のストレートの髪と黄金色の瞳は、確か母親がハーフだとかなんとか
「とっても驚きました」
ふわりと香るのは、優しい香
「でも、残念です」
「私、あなたに興味ないんですっ」
この三年間見たこともないくらいの、飛び切りの笑顔で爆弾を落とされた
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「…どうした、及川」
「岩ちゃん聞いてよ! この及川さんが振られたんだけど! この及川さんが! 及川さんが!!」
「うっせぇよ、そうかそうか振られたのかおめでとぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
「傷を抉らないでボールを投げないでぇぇぇっ!」
大親友の岩ちゃんにさっきあったことを詳しく話してたら、爆笑された
何でだよ
「ざまぁ」
「やめて、及川さんのガラスのハートが砕け散るから!」
俺がさっき告白したのは、同級生の美月Aちゃん
青葉城西のアイドル的な存在で、誰からも好かれている本当に可愛い子
高校に入って、俗に言う一目惚れしちゃって、この三年間アピールしまくった
すぐに告白するのはアレだし、少しでも俺のこと見てくれたらなって思って
そして高校三年生になって、少ししてから、やっと告白
したんだけど…したんだけど…
自信はそこそこあったし、うん、あったんだけど…
「なんでぇぇぇっ!!」
「黙れクソ川練習しやがれぇぇぇぇぇぇっ!!」
ダメだ、理由を聞かなくちゃ納得できない
及川さんよりいい男なんていないはずなんだよ!
自意識過剰とか言われようとも、これだけは譲れない!
「岩ちゃん、俺ちょっと行って来る」
返事も聞かずに体育館から猛ダッシュ
バレー部主将の全力疾走なめるなよ!
多分Aちゃんは委員会の後片付けしてるはずだから、まだ校内にいるはず
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「…及川さん?」
「A…ちゃん…」
まさかの、委員会の後片付け終わってて、校門の一歩手前
危ない、マジで危ない
「あ、あのさ、Aちゃん」
「はい、何か」
「お…俺のこと振った理由って…その、何かなって…」
「え、だから興味ないって…」
「違うって! その興味ないっていうのはどこから来たの!? 俺なにかした?」
思わず肩を掴んで迫った
「…わたし、は…」
「うん…」
あ、そういえば顔近いな
なんかドキドキする、かな
ハイキュー!! 及川 2→←BLEACH 日番谷(桜さんリク)
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ヒカリ - すみません間違えて続編があるのに気がつきませんでした。続編に書きます。 (2017年6月18日 5時) (レス) id: af8ab5d7d9 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - あの、リクエストで、BLEACHで異世界から来た女の子と朽木白哉さんの恋物語を書いて欲しいです!お願いします! (2017年6月18日 5時) (レス) id: af8ab5d7d9 (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - 音桜(隠居中)さん» ありがとうございます!これからも更新頑張ってください! (2014年8月26日 2時) (レス) id: 676dabd545 (このIDを非表示/違反報告)
音桜(隠居中)(プロフ) - miyuさん» バカップルを最近書いていなかったので楽しかったです。でも勢いで書いたんで所々阿呆が目立つ…。こんなのでよければまたいつでも。基本暇してるので気分が乗ったらすぐにでも取り掛かりますから! (2014年8月26日 2時) (レス) id: c5451431f8 (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - うおおおおおおおお早速リクありがとうございます!素晴らしいですね!またリクしていいですか? (2014年8月26日 2時) (レス) id: 676dabd545 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音桜 | 作成日時:2013年3月22日 13時