イロイロ短編集♪４（リク消化最優先！）

進撃の巨人　エレン（バカップル）（ろろんさんリク）　 ページ41

「それでね、エレンったら顔真っ赤にして拗ねるの」


ふふっ、と花のように可愛らしい笑顔で、いや、デレデレとした顔で一人の少女は喋り続ける


「もー、それが可愛すぎて…。可愛いって言ったらまた拗ねてそっぽむくんだよ」

「おい、A…」

「背中合わせになってたらですね、ぎゅっって後ろからエレンが抱きついてきて、『Aのほうが可愛いし…』って言ってキスしてくたんですよ〜」

「聞いてないよそんなこと…てか聞きたくもない」

「もうその後はイチャイチャラブラブな一日を過ごしました〜」


私の彼氏が可愛すぎる! と叫んでAは目を輝かせている

そのときのことを思い出しているのか、頬は薄く赤く色づいている

口から飛び出すのはエレンが可愛いだの、でもカッコイイだの、ああ見えて嫉妬深いだの、意外と紳士だっただの…

聞かされている面々は深いため息をついた


「なんだなんだ、そろいも揃って…あたしとクリスタも話しに混ぜろ」


クリスタとユミルが笑いながら、近くの椅子に腰を下ろす


「や、こないほうが良いと思う…」


げっそりした顔でミカサが言う

アニも横でうなづいている


「何の話なの?」

「惚気です」


サシャが答えた


「あー、エレンのね」

「だったら、あっちもすごいよな」


顔を見合わせて苦笑いを零す二人




・




「それでな、そのときのAがすっげぇ綺麗でよ。なんていうか…キラキラしてる? っていうのか…?」

「俺に聞かれても困る」

「だよな、ジャンもあんなAの姿知ってたら俺、お前の事削ぐわ」

「んでだよっ!?」


ジャンが机をバンッと叩いて突っ込むが、エレンは構わず続ける


「なんか陽だまりにいる感じがしてさ、すっげぇ落ち着くんだ。Aが笑うと周りのもの全部可愛く見えちまうんだよな…」

「エレンのこんな幸せそうな顔初めて見たんだけど…」


コニーやジャン、ライナーなど男子軍はエレンの惚気につき合わされていた

先ほどクリスタとユミルがきたときもずっと喋っていたので、結構な時間がたっている


「あー、なんかAに会いたくなったからあってくるわ〜」

「そのまま帰ってこなくていいよ、エレン」

「アルミン! とにかくその黒い笑顔やめろ! ナイフ持つな!」


・


「エレンに会いたくなっちゃった…会ってきます♪」



エレンとAは公認バカップルです。

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