イロイロ短編集♪４（リク消化最優先！）

進撃の巨人　エレン（バカップル）（miyuさんリク） ページ24

うとうと

春の昼下がり

心地の良い風がふわりと体を包み込む

木々のざわめきが滑らかな子守唄に聞こえる

眠気を誘う


「・・・エレン・・？」


声をかけてみる

が、眠っているらしくエレンは目を覚まさない


「エレンー・・・」

「・・・」


返答はない

クスッと悪戯っ子の笑みを浮かべる


「エーレー・・・・・・ンッッッ♪」


ガバッと抱きつく

突然の衝撃に、エレンの体が前のめりになる

夢から目を覚ましたエレンは、驚いた表情でこちらを振り返り、ため息をつく


「なんだAか」

「恋人を放っておいて居眠りだなんて・・・。いい度胸だね〜」


責めるような物言いだが、拗ねているわけでも怒っているわけでもない

エレンもそれを理解している


「人の眠りを妨げるなっての」

「え〜。あたしに構ってよ〜」


甘えるように首に手を回して目を細める


「あーあー・・。しゃーねーな」


エレンはわざとらしくため息をつく

ふふっとAが笑う


「エレンだぁーいすき♪」

「俺も好きだって」



・


・


・



「教官、部屋替えお願いします」

「エレンと同じ部屋とか居辛いんですよ！Aとイチャイチャするから！」

「寝不足です・・。部屋に中々入れなくて・・・」


多くの訓練兵からの苦情に、教官が頭を痛め、エレンとAに説教をしにいったとか


「えぇー」

「分かりました・・・ﾁｯ」←


ふてくされるAからの殺意がこもった視線、実はかなり腹が黒いエレンからの憎悪の視線

訓練兵たちの安眠は守られたが、教官が悪夢にうなされることが多くなったとか・・・


「アルミン、何でお前そんなこと知ってんだよ」

「え、教官が前に話してるとこを聞いたんだよ、ライナー」


そんな会話をしている間も、隣の席ではエレンとAのバカップルがイチャイチャしてましたとさ


めでたしめでたし


「ぅ〜・・・ん・・・巨人・・・A・・・う、うなじは止めろ・・・」


教官以外は？(笑)

PandoraHearts　アリス（注意：男主）→←黒執事　劉（甘楽さんリク）　　

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す