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黒執事 劉(甘楽さんリク)   ページ23

温かい風がふわりと包む

部屋の中を満たすのは甘い香

心地のよい空間


「ねぇ、劉さん。私さ劉さんのこと好きだよ」


首に手を回し、甘えるように少女は微笑んだ


「我もAのことが好きだよ」


両の手でAの顔をはさむ


「本当?じゃあお嫁さんにしてくれる?」


首をかしげてクスクスと笑う


「君が大人になったらね」

「約束よ」

「あぁ、約束だよ」


劉さん大好きっ!という言葉と共にAは抱きついた

猫がじゃれるように、甘えるように、首筋に顔をうずめてすりすりと顔を摺り寄せる

くすぐったそうにする劉だが、Aの頭と背に手を置いて好きなようにされている


そんな幸せな、とある日の昼下がり・・・


「・・・おい」


そこへ響く不機嫌な少年の声

劉とAの座っているソファの向かい側に、黒尽くめの執事を側においている少年が眉をひそめている

かなりご機嫌斜めのようだ


「いやーぁ、伯爵。いたのかい?」

「ここは僕の屋敷だ!お前たちが勝手に上がりこんできたのだろう!?」


思わず立ち上がって怒鳴る


「坊ちゃん、そのように大声を出されてはレディが怯えてしまいますよ」

「セバスチャン・・・。何故こいつらをあげた」

「そこにいるレディが子猫のように愛らしかったのでつい・・」

「おい」


執事の言葉にシエルは青筋を立てる


「〜ッ!とりあえず出て行け!」


ビシッと扉を指差す


「えー、もう少しくらいいいじゃないか」


ねぇ、と首をかしげてAを見る


「私は、劉さんがいるならどこでもいいよ」


ふにゃ、と可愛らしく笑って言う


「いやぁ、嬉しいねぇ☆A」

「はい、劉さん・・・」


ゆっくりと二人の距離が縮まって・・・


「〜〜〜〜ッ!さっさと出て行けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」


セバスチャンが笑う中、シエルの怒鳴り声が屋敷中に響き渡った



(大体人の屋敷で何を!)

(おや、坊ちゃん。顔が赤いですよ)

(笑うなセバスチャン)

進撃の巨人 エレン(バカップル)(miyuさんリク)→←ぬらりひょんの孫 鴆(アンリク)



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ヒカリ - すみません間違えて続編があるのに気がつきませんでした。続編に書きます。 (2017年6月18日 5時) (レス) id: af8ab5d7d9 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - あの、リクエストで、BLEACHで異世界から来た女の子と朽木白哉さんの恋物語を書いて欲しいです!お願いします! (2017年6月18日 5時) (レス) id: af8ab5d7d9 (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - 音桜(隠居中)さん» ありがとうございます!これからも更新頑張ってください! (2014年8月26日 2時) (レス) id: 676dabd545 (このIDを非表示/違反報告)
音桜(隠居中)(プロフ) - miyuさん» バカップルを最近書いていなかったので楽しかったです。でも勢いで書いたんで所々阿呆が目立つ…。こんなのでよければまたいつでも。基本暇してるので気分が乗ったらすぐにでも取り掛かりますから! (2014年8月26日 2時) (レス) id: c5451431f8 (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - うおおおおおおおお早速リクありがとうございます!素晴らしいですね!またリクしていいですか? (2014年8月26日 2時) (レス) id: 676dabd545 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:音桜 | 作成日時:2013年3月22日 13時

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