イロイロ短編集♪４（リク消化最優先！）

イナズマイレブンＧＯ　豪炎寺修也（アンリク） ページ19

「聖帝様、お久しぶりです」


自室で書類を見ていたら声をかけられた

この声は知っている


「久しぶりだな、A」


振り向いてそういえば、ニコリと笑顔が返って来た


「情報収集は完璧です。その成果をお伝えに参りました」


足音を立てずに近寄ってくる


「ご苦労・・・。お前の目から見て雷門はどうなると思う？」

「そうですね・・」


Aが考え込む

そして顔を上げた


「雷門はこれからも伸びるでしょう。松風天馬君。あの子が革命の風となりますね。あの子は円堂君と同じです。周りを不思議と明るくさせ、やる気にさせる力を持っています」


はっきりと言い放つ


「なるほど・・」


Aは元は世界クラスのサッカープレイヤーだ

しかし数年前に怪我をしてしまいサッカーを止めた

今は俺のこの計画に参加してもらっている


『え、修也君そんなことやるの？』

『あぁ。力になってはくれないか』

『もちろんいいよ』


「聖帝様？」


声をかけられてハッとする

顔を上げれば首をかしげてAはこちらをのぞきこんでいた

大丈夫だ、と手で合図をする


「・・・なぁA」

「はい？」

「・・その他人行儀止めないか」

「え、うん・・。分かった・・」


眉をひそめながらも敬語が外れた


「何で敬語だったんだ？」

「や、私は形から入るタイプだから・・・」


どうでもよかった←



暫らく沈黙が続く


「A」

「うん？」

「これが終わったら・・・」


続きを待っているA

海よりも深い色の瞳がこちらを見据える


「俺と」


手を握る

驚いてはいるが離そうとはしない


「良かったら」


握っている手に力がこもる


「結婚しないか」


ザァッと風が吹いた

窓から入ってきた風が俺たちを包む


「・・・喜んで」


目に涙を浮かべてAは答えた




・



「え、豪炎寺結婚するのか！？」

「まぁ、本当？」

「あぁ。式には是非出席してくれ」

「お久しぶりです夏未さん、円堂君」

「よし、じゃあイナズマジャパンのメンバーと雷門イレブンたちを呼ぼうぜ。あとサッカーやろうぜ」←

「変わらないですね、円堂君」

「でしょう？でも彼らしいわよ」

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