イロイロ短編集♪４（リク消化最優先！）

BLEACH　斑目一角２ ページ13

「私の家の伝統は『最初に唇を重ねた人と結婚する』なのに・・。一角・・早く切腹してください」


めそめそ、と泣き出す

乱菊が慰めはじめる


「いやぁ、酔ってたっていっても責任ありますよねぇ・・・」

「・・・分かった」

「「「え？」」」


何が分かったのだろうか

首を傾げていれば一角がAに近づく


「じゃあオレと結婚すりゃあいいじゃねぇか」

「・・・は」


泣くことも忘れたかのようにAは眉をひそめた


「いや、だって伝統は従わないといけねぇんだろ？だから・・」

「でも結婚は好きな人とするって・・・」

「その辺は大丈夫さ。一角はAのこと好きだかｒ「弓親ぁ？」ごめん・・・」


途中で止められたけれど、確かに聞こえた


「・・・私、一角は・・きっと私なんかいやだから・・拒絶すると思ったから・・・切腹って言ったのに・・」

「・・ぅん！？」


言っていることはアレだけど、言い方をかえればつまり・・・


「まさか、お前・・・」

「・・・じゃあ責任とってください」


真っ赤な顔で睨んでいるAが目に入った


「あ、じゃあ・・結婚するの！？おめでとうって言いたいけど・・っ！」←

「・・・」←


・



・



・



「ハッ！」


そこで目が覚めた

執務室で寝てしまっていたようだ


「・・・こんな夢見るなんて・・・私・・」


Aは顔を赤くする

でも確かに、昨日、とられたのだ


「・・うぅ・・・。切腹だけじゃ足りません」

「A、起きたなら書類もって行け」

「あ、はい」


すぐに書類を受け取って出て行く

廊下をつかつかと進んでいけば、会いたくない人物が


「あ」


声がかぶった


「(会いたくないのに・・私、何を言いましょうか)」


切腹だけじゃ物足りないからきっと、と考えをめぐらせる


「なぁ、A」

「はい？」


意外にも立ち止まって声をかけてきた


「お前、もしかして・・昨日、オレが何かしたことで・・切腹・とか考えてねぇよな？」

「え？」

「いや、違うなら別にいーんだけどよぉ」


頬をポリとかきながら話を進める


「いやぁな。オレさっき昼寝してたんだけどよ、変な夢見ちまって・・」

「・・・」

「ま、ちげーよな。悪かったな」


そのまま去ろうとする

それを呼び止める


「わ、私も・・見た」

「・・・え？」


フッと表情を和らげた

そして口を開く


「一角、土下座して切腹してください」


あぁ、きっと正夢だ

互いに笑った

戦国ＢＡＳＡＲＡ　（注・独断思考＋相手は誰？）→←BLEACH　斑目一角（アンさんリク）

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