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「______で、______...」

中島先輩が話をしてる

そんなの耳に入らないくらい

隣に座ってるだけの

勝利くんにドキドキしてる

ノートにメモをとるふりして

少し横目で勝利くんのことをみる

真剣な表情で時より中島先輩の言葉に頷く

かっこいいなあ..

なんて思っていると勝利くんと目が合った

みてるのバレた?!恥ずかしい...

急いで目線をそらして下を向いた

勝利くんの手が

いきなりわたしの目線を遮って

顔を上げるとなにやら紙を差し出してきた

大丈夫?と書かれた小さな神

少しぶかっこうな勝利くんの字

気にしてくれたことが嬉しくて

大丈夫、ありがとう。

とメモに書き出した

勝利くんに差し出すと

よかったという顔をしてまた前を向いた

頭の中は勝利くんでいっぱいで

気づけば話し合いは終わっていた

教室から次々と人が出て行く

「じゃ、また」

勝利くんがわたしの目を見てそう言った

「また!」

高ぶる胸の鼓動を抑えて

私も言った

勝利くんが教室から出る

時計をみると17時過ぎだった

部活行かなきゃと思い私も準備をする

「話聞いてた?」

突然耳元で声がしてびっくり

けどそれが中島先輩っていうのはすぐにわかった

「き、聞いてましたっ!」

「ほんと?ずっと下向いてたけど」

寝てたんじゃないの?と少しからかわれる

「気のせいです!」

反抗すると中島先輩はクスッと笑った

それから

「Aちゃん部活?」

と聞いてきた

「そうですけど...」

準備を再開する

「俺も部活だから部室棟まで一緒に行こうよ」

「はい?」

意味のわからない誘いに声をあげた

「いいじゃん、だめなの?」

ああもう!これだから中島先輩といるとペース狂わされる!!!

子犬みたいな目を向けられて

断ることができず...


中島先輩と並んで廊下を歩く

ふとグラウンドに目をやると

陸上部が練習していた

すぐに勝利くんを見つけて嬉しくなる

白色のTシャツに黒色のハーフパンツが

すごく似合っている

「誰のことみてるの?」

中島先輩はそう言って窓から顔を出した

「誰もがみてないです」

急いで目線を廊下に戻す

「ふーん」

そうなんだと中島先輩

廊下を歩いて階段を下り部室棟に向かった

「じゃ、がんばれ」

部室棟につくなり笑顔で言われる

「中島先輩も、頑張ってください」

私がそう言うと

少しびっくりしたような

でも嬉しそうな

そんな顔をした

「名前」

「え?」

「名前でいいのに」

そう言ってクスッと笑う

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作品ジャンル:恋愛
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しお(プロフ) - なつきさん» ありがとうございます!がんばります! (2018年10月23日 16時) (レス) id: c9b991f0d1 (このIDを非表示/違反報告)
SZ LOVE - 更新頑張ってください! (2018年10月20日 16時) (レス) id: 0cb6e92bbe (このIDを非表示/違反報告)
なつき - きゅんきゅんします!!更新楽しみにしてます!!頑張ってください (2018年10月19日 21時) (レス) id: 0cb6e92bbe (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - Yellowさん» ほんとですか〜( ; ; )嬉しいですありがとうございます!!! (2018年9月26日 7時) (レス) id: 3e32893750 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow(プロフ) - 中島先輩の反応がすごいきゅんきゅんしました!続き楽しみにしてます! (2018年9月25日 22時) (レス) id: a576f5d1ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しお | 作成日時:2018年5月5日 23時

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