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昨日で終わりだった追試
部活も休みでわたしが起きたのは昼過ぎだった
携帯を開くと
聡からの不在着信
珍しい、なんだろう？
掛け直そうかななんて思っていると
携帯がぶるるっと振動した
「わっ」
名前をみると松島聡と書かれている
「もしもし..？」
電話に出る
「A！大丈夫..？」
電話に出るなりいきなり心配してくる聡
「あ..、昨日のことはほんとごめ..」
「そうじゃなくって！！」
謝るわたしの言葉を遮る
「勝利...」
聡が少し言いづらそうに
勝利くんの名前を出した
昨日のことが頭に浮かぶ
「もしかして、昨日帰っちゃったのってそれかなって、はると行くって行ってたから..」
彼女、はるって言うんだ
なんだかぴったりな名前だななんて
自分で思っておいて胸が締め付けられる
「...え？なんのこと？」
こんなのダサすぎて恥ずかしくて
平然を装って知らないふりをする
「え？いや、知らないならいいんたけど..」
「迷子の子のお母さん探してたらもう時間になっちゃっただけだよ」
「あっ、そうなの？いや、でも..」
「ん？」
早く電話を切りたかった
勝利くんのことも
中島健人先輩のことも
頭がいっぱいだった
「いや、その、健人くんが、Aが泣いてたよって...」
「.....え？」
「なんで..？」
聡から中島健人先輩の名前が出てきたことに驚く
「部活！先輩でさ！」
中島健人先輩ってサッカー部なんだ..
「健人くん、逆に傷つけちゃったとかなんかよくわかんないこと言ってたから、電話してみたんだけど..大丈夫？」
「すごく綺麗だった...の」
キスのことなんかもうどうでもよくって
勝利くんのことを誰かに話したかった
どうするのが正解なのか
自分でもよくわからなくて
「え？」
「勝利くんと、彼女。見たことなかったんだけどね、一瞬でわかっちゃった。この人が勝利くんの彼女なんだなあって」
「うん...」
少し明るく言ってみたものの
聡のいつもの感じとは違う返事に
無理に明るくしなくてもいいかなって思えた
「勝利くんすごく楽しそうだったの、なんだろう、友達と話すときの笑顔とはちょっと違くてさ、幸せそうで、すごくお似合いで、彼女さん勝利くんにぴったりで、勝てっこなくて、私なんか覚えてもらえてなくて、もう幼馴染でもないのに...っ」
感情が溢れて思わず涙が出る
聡はしばらくなにも言わなかった
「でもさ」
「Aはそれでも勝利が好きなんだよね？」
確認するように強く
そう聞いてきた
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しお(プロフ) - なつきさん» ありがとうございます！がんばります！ (2018年10月23日 16時) (
レス) id: c9b991f0d1 (このIDを非表示/違反報告)
SZ LOVE - 更新頑張ってください！ (2018年10月20日 16時) (レス) id: 0cb6e92bbe (このIDを非表示/違反報告)
なつき - きゅんきゅんします！！更新楽しみにしてます！！頑張ってください (2018年10月19日 21時) (レス) id: 0cb6e92bbe (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - Yellowさん» ほんとですか〜（ ; ; ）嬉しいですありがとうございます！！！ (2018年9月26日 7時) (レス) id: 3e32893750 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow(プロフ) - 中島先輩の反応がすごいきゅんきゅんしました！続き楽しみにしてます！ (2018年9月25日 22時) (レス) id: a576f5d1ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しお | 作成日時：2018年5月5日 23時
