もう一度、君と。２【shori.s】

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気がつけば寝ていて

何時間目がもわからないチャイムの音で

目が覚めた

ベッドのカーテンを開けて

時計をみると12時30分

テストは終わったのか

廊下からは騒がしい声が聞こえてくる

テスト終わった....？

「うそ！」

勢いよく体を起こすと

頭の痛さで逆戻り

「A生きてる？」

声の聞こえる方をみると

琴音と聡の姿が

「Aのカバン持ってきたから、一緒に帰ろ！」

今度はゆっくり体を起こす

なんとか目眩もなく立ち上がれて

琴音から荷物を受け取った

2人に見送られながら帰宅

帰りにコンビニで琴音と聡が買ってくれた

みかんゼリーを口にしてすぐに寝た

朝目が覚めると

頭の痛みはなくなっていて

熱も37.4度まで下がった

よし、いける！

マスクを装着して学校へ

「もう大丈夫なの？」

「無理しないほうがいいって..」

心配そうに何度も聞いてくる琴音

「だからもう大丈夫だって！」

体調が悪くなったらすぐ手を挙げることと

念押しされてしまった

そのまま私の体調は順調で

なんとか3限までのテストを終えた

「テスト終わった〜〜！！！」

隣ではすごく嬉しそうな顔の聡


3日後には夏休みが始まろうとしていた

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