幼馴染の親友≠恋人 2 【Shori.S】

≠恋人 ページ10

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改札を抜け、佐藤先輩と並んで歩く







勝利「Aちゃんの家はどこ？」




『まっすぐ行って右に行ったところです』




勝利「おっけー」






少し歩くペースを緩めて、佐藤先輩の斜めうしろを歩く







そこからみる佐藤先輩は本当にかっこよくて、



自然と頰が赤くなる








思わず見とれていると、佐藤先輩がチラッとこっちを向いて




歩くペースを落として私の隣を歩いてくれた






この優しさにも思わずきゅんとしちゃうって...




私こんな人だったっけ？







勝利「Aちゃん」





『はい、佐藤先p...』







プルルルルッ！




返事をしかけたところで、電話が鳴った






『すみません...』






一言謝って電話に出ると、叫び声がした







涼介「A〜！！」




『！？どうしたの涼介』




涼介「カフェ行くっつったろ！？」




『あ！ごめん！思いっきり忘れてた！今からでも大丈夫？』




涼介「待ってるから早く来いよ」




『わかった。ごめんね？』




涼介「いいっていいって(笑)待ってるな？」




『うん。じゃあ後でね』







電話を切ると、少し不機嫌そうな顔の佐藤先輩が目に入ってきた







勝利「山田先輩？今から会うの？」




『はい。カフェ行く約束してたの忘れてて...』




勝利「あ！そうじゃん！ごめん！僕が一緒に帰ろっていったから...」




『大丈夫ですよ！忘れてた私も悪いんで...』








佐藤先輩に一緒に帰ろって誘ってもらったのが嬉しくて忘れてたなんて







口が裂けても言えないけど(笑)

≠恋人→←新作です＜紅一点物（勝利オチ予定）＞

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