幼馴染の親友≠恋人 2 【Shori.S】

≠恋人 ページ21

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聡「あ、ご飯食べてく？」




『いいの！？』




聡「もちろん！」




『今日家に誰もいないし助かる！ありがとう！』




聡「え、いないの？」




『お母さんは隣の家の人と飲み会してて、お父さんは出張なの』




聡「そっか！ぜひ食べて行って」









ほんと聡って優しすぎて涙が出る







リビングに行くと、美味しそうな聡ママ手作りの料理が並んでいた








『いただきまーす！』








すぐ食べたくて、そそくさと椅子に座ってお箸を持った






聡ママは嬉しそうに"召し上がれ”って言ってくれたけど、聡は思いっきり呆れ顔








聡「昔から食い意地はってるよね(笑)親友の名前みたい」





『失礼な！私はただ聡ママのご飯が好きなだけ！っていうか親友の名前は！？』





聡「えっ？」





『今日風磨たちと気楽そうにカフェ行ってたけどさ、親友の名前と一緒に帰ったんじゃないの？』





聡「あーなんかお母さんに買い物頼まれて途中で帰ってさ。そしたらたまたま風磨くんたちと合流したの」





『そういうことね…』









風磨たちとお茶を飲みたいがために親友の名前置いていってたら…




聡がそんなことするはずがないんだけど









聡「うーん」








ようやくデザートのヨーグルトを食べていると、聡が急にうなりだした








『どうしたの？』





聡「明日から勝利たちと合宿だよね？」





『うん』





聡「じゃあお風呂上がりに勝利にサイダー差し入れしてあげて」





『なんで？』





聡「勝利絶対喜ぶから」





『わかった。ありがとう』









いろいろアドバイスをもらえた






佐藤先輩のことを話している聡はすごく楽しそうだった





きっとすごく好きなんだろうな...なんて少し微笑ましく思った









聡「じゃあね！」





『お邪魔しました！今日はありがとう！』





聡「おやすみ」





『おやすみ』








８時頃聡と別れ、家は近いので歩いて戻った








自分の部屋に入った途端、すぐにベッドに飛び込んだ







うさぎの抱き枕に思いっきり抱きついた






明日からの合宿が楽しみすぎて今日は寝れそうにない








『佐藤先輩…』








思わずこぼれた言葉に恥ずかしくなって







うさぎに顔を埋めた

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