幼馴染の親友≠恋人 2 【Shori.S】

≠恋人 ページ16

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健人「山田先輩！！これからAちゃんとデートですか？」



涼介「まぁそういうとこ？(笑)」



『いや、デートではない…』



涼介「そこは冗談付き合ってよ♡」



『誤解されたくないもん』



涼介「健人は勝利と仲いいもんね…」



『！？』







涼介のまさかの発言に驚いた






気付かれてたの…？








でも”好き"って気づいたのはついさっきだし…






涼介と一緒の時はまだ気づいてなかったし…






涼介「俺が気づいてないわけないでしょ」




『すごいね…』




風磨「そういうこと？(笑)」




健人「……Aちゃん？」




『なんですか？』




健人「勝利のこと好きなの…？」




『…………』




マリウス「そうなの！？」







みんなにはほんとのこと話そうかなって思ったんだよね





そんなことしちゃダメだったんだけど






これで傷つく人がいるなんて知らなかったから………







『…………うん』




風磨「いつから？」




『今日から…？』




涼介「ほんとはずっと前から好きだったけど、今日気づいたんでしょ？」




『ずっと前って言っても仲良くなったのつい最近だよ？』




涼介「恋は突然だよ」




『涼介は気づいてたんだね？』




涼介「好きな人のことは目で追っちゃう」




『？？？』




健人「共感です……認めたくなかったけど……」




『なんの話ですか？』




涼介「目で追っちゃうから好きな人がわかるんだよ」




『はい………？』




涼介「Aのことが好きだから目で追っちゃう。Aのことが好きだから、Aの好きな人がわかっちゃう」




『！？』




涼介「ずっと好きだったんだよ」




『ありがとう…でも私は…！』




涼介「知ってるよ？頑張ってね？でも、俺は応援だけしてるような余裕のある男じゃないからね？」




『うん…』








その後は少し気まづい雰囲氣で全員でカフェに入った





みんな飲み物を頼みはしたけど、最初は沈黙ばかり





マリウスが気遣って盛り上げてくれたおかげで








最後はみんな笑顔に戻っていた

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