ふたり。

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廉side



最近寝れてないのか




くまが日に日に濃くなっていく




体調が悪いのはひと目でわかるほど




紫耀くんは弱ってきていた





たぶん睡眠が取れないからだろうな





その原因がわかればいいけど





今はとにかく寝かしておいてあげよ





紫耀くんといすぎて




他の担当患者さんとの交流が




あまり多くないけど




他の担当患者さんは




お隣の方と話す方が楽しそうだし




それに紫耀くんのことも




ちゃんとわかってくれてるから




あー、寝顔も可愛い





ちょっと苦しそうだけど





悪い夢でも見てるのかな？






だとしたら起こした方がいいか





紫「ｳｩ…ぁﾊｧｯﾊｧｯﾊｧｯﾊｧｯ」





え…





廉「紫耀くん！？」





紫「ﾊｧｯ…っ…ァ…ｨﾀ」





横になったまま胸をおさえて




シーツをシワシワになるまで




握ってる




俺1人じゃ無理だ




そう判断してナースコールを押した





紫「ﾊｧｯﾊｧｯﾊｧｯﾊｧｯﾊｧｯ

　 ぃ…き……ｸｯ…しぃ」




廉「紫耀くんゆっくり息吸ってー」





紫「ｸｯ…ﾊｯﾊｯﾊｯｧｱｯ…ﾝｯ」





ナースコールだけじゃヤバイかも





廉「すぐ楽にしてあげるからな」





廉「ぁあ、もしもし永瀬です

　 129号室 平野紫耀

　 胸痛が激しいようで

　 恐ら…山「頑張れ大丈夫」





廉「山田さん…」





山「処置室開いてる

　 今すぐ運んでもらう」




廉「お願いします」





この光景、二回目だ





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