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渡辺「俺ね、Aちゃんに一目惚れしたの!会いたいって純粋に思った。だから今日もここに来た。・・たしかに俺はアイドルだけど、この純粋な気持ち無かったことにしたくない・・んだよね」
A「・・・へ?」
渡辺「こんな告白の時に、へ?じゃないよ(笑)」
A「いや、ちょっと混乱してて・・」
渡辺「そうだよね、混乱したよね。でも全部嘘じゃない今言ったこと。返事も今すぐじゃなくていいから俺とのこと考えてみてほしい。」
真面目な顔をして真剣に話す渡辺さんの瞳に吸い込まれそうなほどで。
渡辺「かっこつけて今すぐじゃなくていいなんて言った手前こんなことするのあれだけど、嫌だったらその手でぶん殴って」
そう言って近づいてきた渡辺さんの顔。何故か嫌だとは1ミリも思わずに渡辺さんのキスを受け入れた。
本当に触れるだけの短いキス。でも時が止まったかのように長くて、恥ずかしくて、穴があったら入りたいとはまさにこのことを言うんだろうな。
A「・・ずるいです」
渡辺「何がずるいの?」
A「嫌だったら殴って、とか」
渡辺「ごめん、嫌だった?」
A「・・嫌じゃないから殴らなかったんです!」
渡辺「ねぇもう本当にやめてくんない?」
A「・・・何か気に触るようなこと言いました?」
渡辺「ほらその鈍感な感じとか!可愛いこと言わないでほんとに!」
A「言ったつもりないです!」
はぁ〜って、息を吐いて頭を掻く渡辺さんが愛おしく思えて、心の中で私も惹かれてるんだろうなって確信した。
A「あ、あの、」
渡辺「ん?」
A「い、嫌だったらその手で・・ぶん殴って・・ください」
渡辺「・・ちょ、え?」
私から渡辺さんにキスをした。渡辺さんが私にしてくれたような触れるだけの短いキスだけど・・
A「・・返事、今してもいいですか?」
渡辺「う、うん!もちろん」
A「私も好きです」
言い終わる前に渡辺さんの温もりに包まれ、心も体もあったかくなった一日の終わり。
渡辺「何があっても俺がAちゃんを守る」
抱きしめられながら言ってくれたその言葉に私は大きく頷いた。
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poyon(プロフ) - Harunoさん» Haruno 様 コメントありがとうございます☆嬉しい言葉いただきとても嬉しいですー!励みにがんばります♩ (2021年10月17日 0時) (レス) id: 38db809007 (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - はじめまして!題名が気になって読んだら…冒頭からめちゃめちゃ面白いです!続き楽しみにしております…! (2021年10月16日 7時) (レス) @page5 id: c65c76f5bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:poyon | 作成日時:2021年10月15日 2時