37 いつも通りの朝 ページ37
翌朝。
あれから少しは眠れたけど、朝方にまた咳で目が覚めて、それからは上手く眠れなかった。
隣の部屋の人を起こしてしまわないように、口元を手で抑えて小さく咳を繰り返しているうちに、カーテンの外が明るくなっていた。
眠たい頭で身支度を済ませて1階に降りる。
今日は私が遅かったのか、既にダイニングテーブルには殆どの人が起きて座っていた。
オスマンさんは、私がリビングに入ってくるのを見た途端に手を挙げて合図する。
「Aちゃん！おはよう。あれから眠れよった？」
「は、はい、おかげさまで…昨夜はお騒がせしました」
本当はあんまり寝つけなかったけど、わざわざ言うことでもないな、と思って嘘をつく。
私がそう言うと、よかったぁ、と胸を撫で下ろすオスマンさんに罪悪感がわいた。
「昨夜？って、なんかあったん？」
そう言ったのは、私たちのやりとりを見ていたシャオロンさん。
シャオロンさんの部屋は私が使わせてもらっている部屋から遠いから、昨日の騒ぎは聞こえなかったらしい。
発作のことも言いにくく、答えあぐねると、しんぺいさんが助けてくれた。
「ちょっと咳が酷くて起きてもうたんよ。」
ね？と目配せしたしんぺいさんに、コクリと頷く。
それを聞いて「そうなん？大丈夫？」と言うシャオロンさんに、大丈夫ですと返して席についた。
ご飯を食べるときの席は、大体固定でエーミールさんの隣。
時々私が食べきれなかったご飯をエーミールさんが食べてくれる。
私の食べ残しなんかを食べてもらうのは申し訳ないけど、作ってもらった料理を捨てるよりずっと良いと思って妥協した。
本当は私が食べきるべきだけど。
いつも通り朝食を開始した。
私はまだ本調子じゃなくて、朝はあまり食べられなさそう。
用意されたご飯をちまちま食べていると、ふと離れたところから視線を感じた。
買い物にいくときにショッピさんから感じたものとは、またちょっと違うもの。
視線をたどってみると、鋭いスカイブルーと目が合って、咄嗟にサッと目を逸らした。
コネシマさんだ。
昨日の今日で、また見られている…。
また目が合ってしまうのが怖くて、なんとなく下を向いてご飯を食べた。
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クロ - だ、ｗｗだいめｗｗい←タイトルでつぼった (2021年12月14日 15時) (
レス) @page44 id: f731cae52b (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - @死神れもんさん» 返信遅れてしまって申し訳ないです…！ふふ、今後の展開など楽しんで推理してもらえると嬉しいです。応援もありがとうございます！近日中に続編へ行けるよう頑張りますので、今後もお楽しみいただけると幸いです。 (2020年5月15日 7時) (レス) id: c457153612 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - すみれいんさん» 返信遅れてしまってすみません。いつもコメントありがとうございます！感想などいただけると本当に励みになりますし、嬉しいです。近々続編へ移行する予定ですので、そちらもお楽しみいただけると幸いです。 (2020年5月15日 7時) (レス) id: c457153612 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - レナさん» 返信遅れて申し訳ないです……！コメントありがとうございます。とても嬉しいです！そろそろ続編へ行く予定ですので、続編でもお付き合いいただけると嬉しいです。 (2020年5月15日 7時) (レス) id: c457153612 (このIDを非表示/違反報告)
@死神れもん - knさんまさか,ガチのかぞk((おっと、やめたほうがいいか！このお話好きです！頑張って更新してくださいね！( ´ ▽ ` ) (2020年5月10日 12時) (レス) id: 14c18b2c8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし | 作成日時：2020年4月25日 21時
