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彼女の葬式の喪主は彼女の弟が執り行った。



いつまで経っても泣いていて、本当に好きやったんやろうな,,,と思う。




葬式には彼女の仕事場の同僚であるシャオロンと大先生も来ていた。






sha「シッマ,,,残念やったな,,,,。」


そう言いシャオロンは俺の肩に手を置く。


ut「ホンマに,,,若かったのにな,,。」




『俺が変わってあげたかったわ,,,。なんで彼奴なんやろ。なんで俺じゃないんやろ,,。』







sha「シッマこのままやったらAさんのこと追いかけそうやから言っとくけど、















______Aさんはそんなこと望んでないで。」






勝手に彼女の事を知った様な口を利くシャオロンにイラついた。






『,,お前に何がわかんねん,,,。』


ut「このLINE。みてみい」






大先生が差し出したスマホの画面を見ると、そこには長い文章と小さい文章がひとつづつあった。


差出人は彼女だった。





「大先生、私肺癌だってさー。で、もう長くは生きられんらしい。

だから会社辞めるわ。ごめんなさい。多分もう大先生にこーゆーのを送ることは出来ないから伝えとくね。ありがとう。

で、もし私が死んだらコネくんにこのLINE見せてね。

コネくんが元気に私の分まで生きてくれたら私は嬉しい。逆に無理やり死んで私のところに来たら、もう絶対コネくんと話さないから。って。

じゃあね。大先生。」




「またな。Aちゃん。」










目の奥が熱くなった。





目から火が出るのではないかと思うほどに。






彼女は全てわかっていて、俺に気を遣ってくれてたのか?








sha「あとこれもな。」





そう言いシャオロンに渡されたのは一枚の便箋を折った物だった。









さっきの長文とは違い、大きい粗雑な字で













新しい子見つけてね。
















という言葉と共に彼女の似顔絵が描かれていた。







sha「俺が見舞いに行った時にAさんから渡されたんや。安心せえ中身は見てへん。」















便箋の上に水を溢した。













何滴も、何滴も、沢山溢した。















,














アンタ以上の人間を見つけれる訳が無いのに。

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名無し97524号(プロフ) - ああもう😭儚くて好きです😭 (10月1日 13時) (レス) @page15 id: 66d8867c93 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:https://twitter.com/shoppi_su  
作成日時:2023年9月4日 21時

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