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熱　青side ページ31

今日1日、どうしても見過ごせない奴がいる。

隠すの上手いから多分俺しか気付いてないけど、どう考えたって体調悪いだろ。

佐「うぃ〜ただいまー！」

照「さっさと風呂入ってよ〜。」

ラ「岩本くん、じゃんけん負けたからってそんなひがまないでよ〜！」

恒例のお風呂じゃんけんに負けた照がラウールとバチバチ揉めてたって気にせず荷物を置きに自分の部屋へ。

そのまま自分の部屋でゆっくりするならそれはそれで。後で様子見に行けば良いや。

俺も部屋に荷物を置いてリビングのソファで風呂の順番待ちをしていると、部屋着姿でリビングに来たと思ったらそのままキッチンへ。

何してんだ、、、？

不安になり耳を澄ますと、トントントンと何やら料理する音。

ビックリしてすぐにキッチンに向かった。

翔「、、、、、涼太。なにしてんの。」

舘「、、、、ん？ご飯。翔太も食べる？」

さっきラウールが小腹空いたって言ってたから〜なんて。

なんでそんな隠すの上手いんだよ、とか。

自分の事もっと大事にしろよ、とか。

なぜか俺がイライラしてきちゃって。

舘「、っちょっと、、ねぇっ、なに、、？」

ガシッと腕を掴んでそのまま涼太の部屋まで引っ張って連れて行った。

舘「ちょっと、、、翔太、、。なに？」

翔「分かんない？自分が1番わかってるでしょ？」

舘「、、、、、。」

翔「なんで無理すんの？ちゃんと休みなって。」

舘「、、無理はしてないよ、、」

翔「仕事はしょうがないから俺も何も言わなかったけど、家は違うじゃん。」

違う、、、責めたいわけじゃないのに。

どうしても感情任せの言い方になってしまう。

あぁ、、どうしたら伝わるんだ。

イライラとモヤモヤで次の言葉が出てこなくなってきた時。

阿「翔太。一旦外で落ち着いてきな？舘さんのことは俺に任せて？」

知らぬ間に入ってきた阿部ちゃんに背中を押されて涼太の部屋を追い出された。