2 ページ2
(渡辺side)
翌日は夕方から。
涼太と一緒にテレビ誌のコーナーの撮影と取材。
迎えに来た車には既に涼太が乗っているようで、もう着く、といった内容のLINEが届いた。
すこしソワソワしながら、停車場に着いていた見覚えのある社用車の運転席側に向かうと。
椙｢おはようございますー、乗ってくださいー｣
幸か不幸か、迎えは椙山さんだった。
ほ、と胸をなでおろし、後部座席のドアを開けると、座っていた涼太と目が合った。
宮｢おはよう｣
渡｢はよ｣
少し詰めてくれるから、その隣に座る。
あ、これから撮影する雑誌か。相変わらずまじめだな。俺は…まぁ、寝るかな。
宮｢頭痛は、大丈夫か？｣
渡｢え？｣
宮｢昨日、ちょっと飲みすぎただろ。二日酔い｣
渡｢あー…うん、大丈夫。薬飲んだし｣
宮｢まあ、頭痛は慣れてるもんな｣
渡｢ああ、うん｣
…聞いていいのか
聞いていいのか？
昨日、俺は誰と帰ったのか。
もし、それが楠だったｒ 宮｢姫にもちゃんとお礼を言うんだぞ｣
.
渡｢…は？｣
.
宮｢やっぱり覚えてないのか。飲みすぎだ｣
渡｢楠が、なんて？｣
宮｢昨日、姫がお前を送ってくれたんだよ。俺が一緒に行こうかといったけど、だてさんは朝が早いのでお気になさらず！お任せください！と言ってくれてね｣
渡｢え…｣
宮｢水を飲ませて寝かせました！と画像付きで連絡がきたのが、もうてっぺんを越してからだったから…よほどくだ巻いたんだろう。迷惑をかけたんだ、しっかりお礼を言っておけよ｣
渡｢迷惑…｣
宮｢ほら、今。LINEしろ｣
渡｢あ、お、おう｣
.
涼太が見せてくれた画像は、俺がベッドで眠る写真で。首まで布団をかぶっていたから、服を着ていないなんてわからない。時間は、00：54。
昨日メシ会が始まったのが19：00。マネージャーたちは次の日が早い奴らがいると、必ず22：00にはお開きにする。
順番に送ってって、俺んちに着いたのが遅く見ても23：00として…
…まぁ、できるか？
いやいやいや、そんな
だって、初めての相手に、そんな
いや、でも、酔っててそんなこと気にすることできるか？
え、だったら俺、最低じゃね？
え、どうしよ
いや、でもそうだって決まったわけじゃねぇし
え、
パニックパニック
.
.
宮｢早く送れよ｣
渡｢あ、うん｣
.
何て送りゃいいんだよ！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 126人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まめ(プロフ) - サトミさん» んふふ、ですですー！ちょいちょい色んなとこに網張ってます♡ (2月17日 22時) (
レス) id: ffe672df4c (このIDを非表示/違反報告)
サトミ(プロフ) - まめさん、こんばんはm(__)mやっぱり新人ちゃんってそうですよね？？読んでてもしかしてあのコか？ってここにも、伏線がって思ってました(笑) (2月17日 21時) (レス) @page15 id: 4baf345304 (このIDを非表示/違反報告)
いるま(プロフ) - まめさんこんばんは！翔太くんに発破かけるのは舘様だし、そこで照くんが加勢するのも後押ししてる感満載で続き楽しみです♪ (2月4日 19時) (レス) id: 21f7c908c6 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - まめさんこんばんは^ ^やっぱり舘様は翔太くんの保護者ですね！翔太くんは男らしく聞けるのか期待してます♡ (2月4日 19時) (レス) id: fe05aeea97 (このIDを非表示/違反報告)
みい♪(プロフ) - まめさん、おはようございます！パスワードありがとうございます。ど、どーするの翔太くん😭続きも楽しみにしています！ (2月1日 7時) (レス) @page6 id: 4cf0b1bfdd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まめ
| 作成日時：2024年1月20日 11時
