デビューを迎えるその日まで 2

怪しいな ページ15

佐久間side




渡｢シャワー行こ！｣



ライブが終わりみんな着替えを持ってシャワー室に行こうとしていた



『あ、楽屋に忘れたぁぁ！最悪！！


先に行ってて！』




みんなに伝えて楽屋まで走った




『あっちぃ〜』



今回のライブは夏だったから、汗ダラダラで早くシャワーに行きたかった



ｶﾞﾁｬ




中に入ると、しゃがみこんでいるAが居て



『え、何してんの。』



思わず声をかけ近づこうとしたら見えなかった滝沢くんが立っていた




『わっ、滝沢くんこんばんは！』




思わず挨拶すると滝沢くんは出口の方に歩いて




滝｢うん、じゃあ俺行くわ· · ·｣




『へ？』




出ていく滝沢くんの顔はリンゴのように赤かった



『な、なに· · ·？


A、どうしたの？』



Aに近寄って顔を上げさせると滝沢くんと同じように顔が赤くてなんとなく理解ができた




貴｢な、なんでもないよ· · ·｣




『あ、えっとシャワー行ってくるね？』




その場から逃げるようにシャワー室に向かった





『あんな顔するんだ· · ·』




ラ｢なに、どうしたの？｣



阿｢佐久間ー？｣



ぼーっとしている俺にみんなが目の前で手を振っていた




渡｢なに、どうしたの？笑｣




翔太に肩を叩かれハッとした




『あのさ、滝沢くんとAの関係性って· · ·』



深｢え、なに？何かあったの？｣



意外にもふっかが食いついてきてさっきあったことをみんなに話した




目｢それ、アウトじゃん｣



めめの言う通り確実にアウトだと思った
みんなもガヤガヤしていてシャワー室は一気に賑やかになった



『お互い顔赤かったし、なんか距離が· · ·』




深｢やっぱできてんのかな？｣




そう言えばさっきまでうるさかったシャワー室が一気に静かになった

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