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そうだった、歌うことが大好きで舞台に立ちたくてアイドルを目指したんだ。音楽ってこんなに楽しいんだった。
マクヒョンのデビューが決まって、焦って練習する日々だったから大事なことをすこし忘れてた。
『あの、プロを目指して努力をしているドンヒョクくんに、こんなことを話すのはとても失礼だけれど、わたしはドンヒョクくんが何をしてる人か知らないまま、ドンヒョクくんの声で歌ったらどれだけ美しいだろうと、初めて会った時に思ったの。
わたしの想像の何倍も本当に本当に素敵な声をしているね。
あなたのその声はたくさんの人に愛される声だ。
すごいねすごいね。』
つたなくもまっすぐに俺の声を誉めてくれたこと、とても嬉しくて泣き出したいくらいだった。
そして彼女はマクヒョンにも言葉をかけた。
『マークさんの体の内側からリズムが止まらないような、その表現にとてもドキドキしました。
すごくかっこよくてすごく素敵です』
マクヒョンはありがとうと答えながら、本当に音楽が好きなんだねと話した。
彼女は小さく頷くと、
『音楽はひとりぼっちにならないように母が残してくれたものだから、わたしはそれを大切に生きていきたい』ということを教えてくれた。
そして、お二人が迷惑ではなければまたここで会いたいと言った。
俺たちは、それに、もちろんと答えた。
こうして3人の音楽室での青春が始まる。
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shootingthemoon(プロフ) - ゆゆゆさん» ゆゆゆさん、コメントありがとうございます。温かい言葉をかけていただいてすごくすごく嬉しいです。また３人のお話を紡いでいく力になりました。楽しみに待っていただけますと幸いです。 (1月26日 17時) (
レス) id: 0910eec42c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - はじめまして。このお話がすごく好きです。マークさんとヘチャンさんと主人公それぞれが互いを深く思いやり、不安定な未来を言葉と共に信じているさまが本当に素敵です。この先のお話も楽しみに待っています。応援しています。 (1月24日 22時) (レス) id: 34fddf9d6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2023年3月19日 22時
