はじまり ページ6
授業が始まり数週間が経った。
わたしは授業についていくのが必死なのと、うまく話せないこともあって相変わらずひとりだった。
新しい生活が始まり数日が経って気づいたのは、ドンヒョクくんはアイドルの卵だということだ。
あんなに元気な子が休みがちなのは珍しいなと思っていたけれど、クラスメイトが話すには、かれは大手事務所の練習生らしい。
すごいな、すごいな。夢に誠実なのはすごいことだ。
あの入学式の日から一度もドンヒョクくんとは話していないけれど、あの時ノートを差し出してくれた優しさがずっと心に残っている。
「あの、ドンヒョクいる？」
一番角の席で授業の内容をノートにまとめていると、いきなり声をかけられた。
振り向くとマークさんだった。
「あ！君、音楽室の子！ドンヒョクと同じクラスだったんだ！」
『あ、そうなんです、今ドンヒョクくん呼んできますね』
「ありがとう！」
机で突っ伏して寝ているドンヒョクくんを起こすのは忍びなかったけど仕方がない。
「起こしてごめんなさい、マークさんが呼んでます」
『あ〜マクヒョンが〜。ありがとうね』
わたしも席に戻るために彼の後ろについて歩く。
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shootingthemoon(プロフ) - ゆゆゆさん» ゆゆゆさん、コメントありがとうございます。温かい言葉をかけていただいてすごくすごく嬉しいです。また３人のお話を紡いでいく力になりました。楽しみに待っていただけますと幸いです。 (1月26日 17時) (
レス) id: 0910eec42c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - はじめまして。このお話がすごく好きです。マークさんとヘチャンさんと主人公それぞれが互いを深く思いやり、不安定な未来を言葉と共に信じているさまが本当に素敵です。この先のお話も楽しみに待っています。応援しています。 (1月24日 22時) (レス) id: 34fddf9d6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2023年3月19日 22時
