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大事な話があると言ってAのバイトが終わるのをカフェの控え室で待っていた。
店長が気を利かせてここに招いてくれたのだ。
どう切り出せばいいだろうとコーヒーの湯気を見ながら考えていたら、Aが部屋に入ってきたことにも気づかなかった。
『ドンヒョクくん？』
「あ、ごめん、ぼーっとしてた」
『何かあった？』
Aはそう言って、そっと俺の前に座った。
「あのさ、俺、学校辞めるんだ」
『え？』
「仕事か、学校か、選べと言われたら、やっぱり仕事が大事だった」
『そっか、そっか』
そういうと、Aは俺の隣に移動してきてそっと震える手を握ってくれた。
『ドンヒョクくんのその勇気ある選択は、必ずあなたの夢につながるよ。大丈夫だよ。』
でも寂しくなるね、とAがつぶやくや否やボロボロと涙を流した。
『ごめんね、私なんかが泣いて。一番苦しいのはドンヒョクくんなのにね』
「ううん、ありがとう。俺のこと惜しんでくれて」
そう言ってそっとAを抱きしめて、こう切り出した。
「学生最後にさ、思い出作りたいんだけど、付き合ってくれる？」
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shootingthemoon(プロフ) - ゆゆゆさん» ゆゆゆさん、コメントありがとうございます。温かい言葉をかけていただいてすごくすごく嬉しいです。また３人のお話を紡いでいく力になりました。楽しみに待っていただけますと幸いです。 (1月26日 17時) (
レス) id: 0910eec42c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - はじめまして。このお話がすごく好きです。マークさんとヘチャンさんと主人公それぞれが互いを深く思いやり、不安定な未来を言葉と共に信じているさまが本当に素敵です。この先のお話も楽しみに待っています。応援しています。 (1月24日 22時) (レス) id: 34fddf9d6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2023年3月19日 22時
