深く沈む ページ35
haechan side
最近のマクヒョンの忙しさは群を抜いている。
マクヒョンと俺は、Limitlessでカムバしたと思えば、いまはマチョの活動をしている。
正直想像以上に兼任の仕事は大変でしんどい。
昼も夜もなくて、自分が今どこの放送局にいるかもわからないくらいだ。
でもヒョンはこれに加えて高等ラッパーのサバイバルにまで出演している。
ああやって、スタッフにもヒョン達にもニコニコして大丈夫だ、まだやれると伝えているけれど、俺にはわかる、ヒョンはそろそろ限界だって。
人間忙しすぎるとぼーっとする時間が増えてもいいのに、ヒョンはブレーキが壊れた車みたいに止まることを知らずにずっと何かに集中している。
ヒョンがこのまま崩れてしまわないか、それだけが心配だった。
今日は夜明けまでスケジュールがあって、いまからヒョン達の合流してイリチルのステージを練習する。
高等ラッパーの作業をしている時以外は基本的に乗り物に乗ればすぐに寝てしまうヒョンが、今日は作業をすることなく、でも眠ることもなくただ外を見ていた。
いつもならテンジャンチゲを頼むお店で、キムチチゲを頼んだ。
何か変だと思ってこっそりヒョンに「大丈夫？」と聞いてみたら、笑顔で「何が？」と言われた。
あの笑顔は誰よりも正直なマクヒョンが、周りにバレないようにそっと心を閉ざす時の顔だった。
俺に向けられることなんてないと思っていたから、ゾッとした。鳥肌がたった。
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shootingthemoon(プロフ) - ゆゆゆさん» ゆゆゆさん、コメントありがとうございます。温かい言葉をかけていただいてすごくすごく嬉しいです。また３人のお話を紡いでいく力になりました。楽しみに待っていただけますと幸いです。 (1月26日 17時) (
レス) id: 0910eec42c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - はじめまして。このお話がすごく好きです。マークさんとヘチャンさんと主人公それぞれが互いを深く思いやり、不安定な未来を言葉と共に信じているさまが本当に素敵です。この先のお話も楽しみに待っています。応援しています。 (1月24日 22時) (レス) id: 34fddf9d6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2023年3月19日 22時
