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式が終わって教室に戻る途中、マクヒョンが会釈した女の子が目の前を歩いていたので、クラスメイトだし思い切って声をかけることにした。
「ねえ、マクヒョンと知り合いなの？」
『あ、え？すみません、マークさんって誰でしょうか？』
「あれ？さっき入学式でマクヒョンと会釈し合ってなかった？」
『あ、あの方はさっき音楽室でたまたまお会いしただけで知り合いというわけではなく…』
あの人はマークさんというんだ、なんて呟いている。
この学校に入学してくるのにマクヒョンのことも俺のことも知らないなんて珍しいな。
なんだか妙に関心が湧いて気づいたら名前を聞いていた。
「俺、イ・ドンヒョク。同じクラス。君は？」
『あ、わたしは、佐倉Aといいます、よろしくお願いします』
「日本人なんだ。だからゆっくり話すのか。納得した！」
『韓国語でひとと話したことがあまりないから、すごくつたなかったらごめんなさい』
「大丈夫。話せてるよ。俺たち同級生だからタメで話そう。あ、先生もう来るらしいから席戻るわ」
異性に絶対に声かけちゃいけなかったのに、軽率だったかなと思いながらも、マクヒョンのことも自分のことも知らない彼女のことがなんだかとても気になった。
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shootingthemoon(プロフ) - ゆゆゆさん» ゆゆゆさん、コメントありがとうございます。温かい言葉をかけていただいてすごくすごく嬉しいです。また３人のお話を紡いでいく力になりました。楽しみに待っていただけますと幸いです。 (1月26日 17時) (
レス) id: 0910eec42c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - はじめまして。このお話がすごく好きです。マークさんとヘチャンさんと主人公それぞれが互いを深く思いやり、不安定な未来を言葉と共に信じているさまが本当に素敵です。この先のお話も楽しみに待っています。応援しています。 (1月24日 22時) (レス) id: 34fddf9d6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2023年3月19日 22時
