葛藤 ページ30
カフェで働くようになって、少しずつ慣れてきた私は社員の方にデリバリーをする機会も増えた。
こういうところが夢を作り出してるんだなと思うと少しだけワクワクして、わたしも夢を叶えたいなと思ったりする。
そんなデリバリーの帰り。
前からまだ話したことのない同級生が歩いてきた。ジェミンくんだ。
同じ学校でもマークオッパとドンヒョクくんとしか会うこともないので少し会釈して去ろうとした。
JM「ねえ、君同級生だよね」
ふと声をかけられてびっくりする
『は、はい』
JM「そのバイトドンヒョクに紹介してもらったんでしょ。
なに？ドンヒョクに優しくされて勘違いしちゃった？」
韓国語が全部わかるわけではないけれど、やけに棘を感じるなと思った。青白くなった美しい顔に冷たさを感じる。
『ドンヒョクくんとはあなたの想像する関係ではないです』
JM「ああ、そう。みんなそういうよね」
『あなたとドンヒョクくんにあなたたちだけの関係性があるように、私とドンヒョクくんにも私たちの関係性があります。
そこに土足で踏み込むような真似は誠実さに欠けると思います』
ジェミンくんが怯んだ気配がした。
少し言いすぎた気がするが、曖昧にしてちゃんと言葉にしないことは、わたしがドンヒョクくんに与えてもらった優しさに対して、誠実ではないから。
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shootingthemoon(プロフ) - ゆゆゆさん» ゆゆゆさん、コメントありがとうございます。温かい言葉をかけていただいてすごくすごく嬉しいです。また３人のお話を紡いでいく力になりました。楽しみに待っていただけますと幸いです。 (1月26日 17時) (
レス) id: 0910eec42c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - はじめまして。このお話がすごく好きです。マークさんとヘチャンさんと主人公それぞれが互いを深く思いやり、不安定な未来を言葉と共に信じているさまが本当に素敵です。この先のお話も楽しみに待っています。応援しています。 (1月24日 22時) (レス) id: 34fddf9d6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2023年3月19日 22時
