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おじさんが去るタイミングで店長が帰ってきて他のお客さんも入ってきたので、ドンヒョクくんにごめんね、ありがとうしか言えなかった。
するとドンヒョクくんが「お姉さん、大丈夫？もう上がれるの？」とレジの時にさりげなく聞いてくれた。
『あ、21時であがります』
「そうなんだ、もう上がる時間だね、大変だったね」
そう言ってレジを去ってお店を出た。
店長も1人にしたことを謝ってくれてそのままバイトの上がりの時間になったので上がる。
裏口を出ると、フードを深く被ったドンヒョクくんがいた。
『え、ドンヒョクくん』
そういうとふわっと私を抱きしめてくれた。
「店入った瞬間ヤバいおっさんいるなと思って思わず声かけたらAだったから心臓止まるかと思った」
そっと体を離すと顔を覗き込んで、「怖かったよね、でももう大丈夫だよ」って声をかけてくれた。
ドンヒョクくんの体もかけてくれる言葉も暖かくて涙が止まらなかった。
でも誰かに見られたら大変だ。
ドンヒョクくんにそっと「私は大丈夫だよ、誰かに見られたら大変だからね、もういってね」と伝えた。
「お父さんに迎えにきてもらえたりするの？」
「お父さんは今海外出張中で家にいないの。でもひとりで帰れるよ、大丈夫だよ」
「そんなに手が震えてて、大丈夫じゃないでしょ」
「でも本当にドンヒョクくんに迷惑かけられないから、行って、ね？」
するとドンヒョクくんは少し考えて、「すぐに行くからあのコーヒーショップで待てる？」といった。
私も震えが収まるまでは帰れないなと思ったので素直に頷いた。
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shootingthemoon(プロフ) - ゆゆゆさん» ゆゆゆさん、コメントありがとうございます。温かい言葉をかけていただいてすごくすごく嬉しいです。また３人のお話を紡いでいく力になりました。楽しみに待っていただけますと幸いです。 (1月26日 17時) (
レス) id: 0910eec42c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - はじめまして。このお話がすごく好きです。マークさんとヘチャンさんと主人公それぞれが互いを深く思いやり、不安定な未来を言葉と共に信じているさまが本当に素敵です。この先のお話も楽しみに待っています。応援しています。 (1月24日 22時) (レス) id: 34fddf9d6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2023年3月19日 22時
