本当の姿を見せて？（ymin）

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in side

「ん…これ凄くおいしい！」

「本当？良かった」


あれから２人でカフェに行ったり、買い物に行ったり…凄く楽しかった。…まさか山田とプライベートで遊ぶなんて夢にも思わなかったよ

今は家で山田お手製の夜ご飯を食べてる所。本当は外で食べようと山田が言ってくれたんだけど…

「伊野尾ちゃん、この近くにあるお店でご飯食べよう？何がいい？」

「えっと…山田の料理は駄目かな？」

「え…？」

「なんか色々と巡って楽しかったんだけど…山田の料理を食べてほっとしたいなって思って…あ！でも、そうなると山田が大変になっちゃうよね。やっぱり…」

「…っ！全然！むしろ嬉しいよ！」

何食べたい？なんてそれはそれはキラキラスマイルで聞いてきて…

本当に嬉しいっていうのが伝わってきたからお言葉に甘えて食べたい物を言った

そしたら、山田が凄く高い食材買おうとしてたから全力で止めたんだけど…

いいよ、俺が払うからとスマートにお会計済ませちゃって…

至れり尽くせり…いいのかな

「…伊野尾ちゃん？」

「ほぇ？あ…な、何？」

「ううん。伊野尾ちゃんの動きがとまって、何か考え事してるみたいだったから」

「あ…ごめんね」

「ううん。もしかして、今日のこと気にしてるとか？」

「…うん。だって凄く至れり尽くせりでさ…俺1回もお金出してないし…」

「俺…本当に今日楽しかったんだ。後悔してる。もっと早く伊野尾ちゃんとこうして遊んだりしたかったなって」

だからこんなんじゃまだ全然足りないよってまたキラキラスマイルで言ってきた…やめてほしい。顔真っ赤になるから…

「あの…山田、ありがとう。俺も、その…凄く楽しかった」

「俺の方こそありがとう」

山田も恥ずかしいんだな…耳真っ赤だもん。俺と一緒でなんだか嬉しかった

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