本当の姿を見せて？（ymin）

15 ページ17

ar side

月日は流れ…


いのちゃんは大学をストレートで卒業して、それから忙しくなった。

『伊野尾革命』と言われるほど。

だんだんメンバーとも打ち解けてきて話すようになってきた。

それでもいのちゃんは辛そうな。泣きそうな顔してて…

仕事の忙しさでなかなか会えなかった。

そして、やっと２人で会えた。


ar「いのちゃん…やっと会えた」

in「何それ？いつも会ってるじゃん」

ar「もー…そうだけど！そーじゃないのっ！」

in「？変な大ちゃん」

いのちゃんとの時間は本当居心地が良い。２人でいる時間が１番好きだ…。

しばらくどうでもいい話をした。

ar「ねぇ、いのちゃん？」

in「ほぁ？何ー？」

ar「最近…働きすぎじゃない？ちゃんと休めてる…？」

in「…今まで働いてなかっただけだよ」

ar「俺は心配…無理だったらちゃんと無理ですってい…」

in「…ないの」

ar「え…？ないって…」

in「足りないの！…これまで迷惑たくさんかけてきた。今もそうだけどさ…やっと仕事たくさん入ってきた。これで少しはHey! Say! JUMPに貢献できてるかなって嬉しくなったけど。こんなんじゃまだ駄目なの…」

ar「いのちゃん…俺何回も言ってるけど、迷惑なんて思ったことない。いのちゃんは十分頑張ってるの。だからね？肩の力抜いてほしい。このままだといのちゃん倒れちゃうよ…」

in「大ちゃん…本当大丈夫だから…ごめん」

ar「！？ちょっと…いのちゃん！待って…」

いのちゃんは突然立ち上がって帰ってしまった。

いのちゃん泣いてた…。俺受け止めるよって言ったのに。またそうやって１人で抱え込むの？

俺どうしたらいいの…？

それからいのちゃんは俺と２人きりになろうとしなかった。


無理矢理２人になってもいのちゃんはきっと泣かない。気持ちを打ち明けてくれることもきっと…

結局俺は見守ることしか出来なかった…

16→←14

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す