不倫【jk×jm】 (ページ4)

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『ただいま。』

「お帰り。チョンさんと飲んでたんでしょう。連絡来たわよ。律儀な人ね～。仲良くなったのね。良かったわね。」

『あぁ、うん。』

まだ、悪いことなんてしてないのにとても申し訳ない気がした。

仕事場に行くと大量の仕事があっていつもなら頑張れるけど、お酒とジョングクのせいでいつもより時間がかかってしまった。

『はぁ～。』

息を吐くと、白い息が漏れる。今はもうそんな季節。

「ジミンさんっ。」

『ジョ、ジョングクっ！』

『どうしたの？こんなところで』

「ジミンさん待ってた。飲みに行きましょう。こんなになるまで待ってたのに断らないですよね。」

『わ、わかったから。』
．
．
．
来たのはやっぱり昨日もきたバーで。

あんなことを言ったくせに楽しそうに話すジョングク。

それに対して、気まずいのと早く答えを、無理と言わなきゃいけないのに、言えない自分がいる。

そわそわして、気が気じゃない。

【あのー、一緒に飲みませんか？】

声をかけてきたのは2人組の女の子。

『すみ「ごめんなさい。こういう関係なので。」

そう言って僕の手の間に指を絡ませて、その繋がれた手を目の位置まであげる。

『っ、』

馬鹿みたいに開いた口が塞がらない。

【あっ、ごめんなさい。お邪魔しました。】

『ばっ、ばか。結婚してるからでいいだろ。』

「ほら、僕結婚指輪してないですし…。」

『えっ、三者面談の時してたよね？』

「フェイクです。いつもは付けてます。」

『えっ、結婚してるよね？』

「はい。」

『えっ…？』

よくわからない。頭が混乱する。

「特に気にしないでいいです。」

今日は潰れることもなく、店を出た。

おっ、居酒屋だ。こんなところで来てたんだ。
駅に着いて、別れた。

今更だけど、なんで僕に浮気しようなんて言ったんだ？
あの顔だったらいくらでも、どんな女でも釣れるだろ