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story19 ページ20

元の場所に戻ろうとすると女の子達に引き留められた


あぁ・・・きっとバレー部に近づかないでとか言われちゃうんだろうな



女A「あの、国見くんとどんな関係か分からないけど...近づかないでください!」


女B「及川さんにも色目使わないで!」


女C「どうせ身体で近づいたんでしょ!最低!」


女A「そんなに男の人が好きならバレー部じゃなくてもいいじゃないですか!」


女C「みんな本気で取り組んでるんだから邪魔しないで!」



ほらね。


「可哀想」


ABC「「「はあ!?!?!?」


「身体だけでも相手にされないの可哀想だね」


B「開き直らないでよ!」




「せいぜい相手にしてもらえるように頑張ってね」



B「なっ・・・」



「あ、みんなの大好きなバレー部に迷惑かけないようにね」



C「うっざ」


A「なにあれ、だから嫌われるんだよ」



可愛くない。

普通なら泣いてバレー部の人に泣きつけばいいんだろう

そうしたら悲劇のヒロインになれるんだろう。



自分が可愛くないことは、自分が一番わかってる

貴方たち以上に私が私のこと嫌いだよ




バシッ


「いた」


岩「何やってんだお前は」


「え」



岩「誰とも身体の関係なんて持ったことねぇだろ」


「聞いてたの?」


岩「嫌でも聞こえてきたんだっての!」


「あー・・」


岩「やってねえって言えばいいだろ」



「私が言ったところで信じてもらえないなら無駄だよね」


岩「・・・だったら俺らに言えばいいだろ」



「簡単に言ってくれるねぇ」



岩「・・・?」



岩「ま、一人で抱え込みすぎんなよ」



「ありがと」


―部活終了後

及「Aちゃ・・北村さん!また来てね!!」


岩「また来いよ」


花「待ってるね〜」


松「今後ともよろしく〜」


及「ちょっと国見ちゃん!こっちおいで!」


国「なんですか」


及「ちゃんとAちゃんのこと送るんだよ!送り狼とかダメだよ!(小声)」


国「俺は及川さんじゃないんでそんなことしません」


及「国見ちゃん(怒)」


国「お先に失礼します」


「「「おつかれー」」」



国「先輩、お待たせしました」


「あ、お疲れ様」


国「ありがとうございます」


「いつもこんな遅くまでしてるの?」


国「そうです。それで、決まりました?」


「うーん...一応家に帰ろうかなって」


国「わかりました。送ってきます」


「ありがと」

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作者名:しぃ | 作成日時:2020年3月11日 2時

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