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キヨくんの部屋はすごくシンプルだった。
家具は最初から備え付けられてる物だけ置いてあって
正直生活感がない。
キヨくんはコンビニで買ってきたお弁当を机に置いてそれを食べ始める
私の事完全にほっといてる...
「..ねえ、私が好きなのはキヨくんだよ。キヨくんだってそれ知ってるじゃん」
キヨくんの前に座る
キヨ「..ヒラと手ェつないで花火見てたくせに」
ぼそぼそと喋るキヨくん
「..え!?なんで..見てたの?」
私の反応に一瞬やべ、って顔して口元を手で隠すがそのまま話し続ける。
キヨ「..別に、見てたんじゃねえ。暇だったからちょっと顔出しに行ったらちょうどお前らが居ただけだ」
「..だからってなんでそんな怒ってるの..。」
キヨ「知らねぇよ。なんかイライラすんだよお前見てると」
「なにそれ..」
キヨ「2人で勉強したり2人で登校して来たり祭りデートしたり、挙句の果てにはキスまでしてんだろお前ら。」
「だからそれは事故だって..そもそもお祭りはキヨくんが来なかったから..」
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「って、別にキヨくんには関係ないじゃん」
キヨ「あ?関係なくねぇだろ」
「はあ..?なんで..」
キヨ「お前が好きなのは俺なんだろ?なら俺以外とイチャついてんじゃねーよ馬鹿」
ほんとになんなの..
なんでそんな上からなの..!
「..ヒラ先輩はキヨくんと違って私の事好きって言ってくれるし優しいし、嬉しいの。」
キヨ「知らねぇわそんなん」
どこまでも自分勝手なキヨくんにちょっとイラッとしてちょっとした本音が口からこぼれ落ちる
「..私がどんなに頑張ってもキヨくんは私の事好きになってくれないじゃん。..もうキヨくんの事好きでいるの辞めちゃいたいよ。」
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未来(プロフ) - しーこさん» とうの昔に過ぎ去った学生生活の思い出にこのエピソードを追加する事にしました(あたおか)思いたい………… (2019年10月14日 21時) (レス) id: cb13c97048 (このIDを非表示/違反報告)
しーこ(プロフ) - 未来さん» こーゆー思わせぶりなことしそうですよね!なにそれ!って思いたいですよね...(妄想) (2019年10月14日 1時) (レス) id: 3bcf0f5bf5 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - なにそれ!!!なにそれ!!!!!! (2019年10月13日 2時) (レス) id: eb06b45463 (このIDを非表示/違反報告)
しーこ(プロフ) - めろん。さん» コメントありがとうございます!更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします〜(^-^)! (2019年10月12日 14時) (レス) id: 3bcf0f5bf5 (このIDを非表示/違反報告)
めろん。(プロフ) - 「俺の好きとお前の好きは違う」ってはっきり言われるところめちゃくちゃ切ない(´・ω・ `)お話いつでもまってます! (2019年10月11日 0時) (レス) id: 22a17272cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しーこ | 作成日時:2019年9月23日 22時