検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:40,946 hit

111 ページ31

.





ヒラ「ラッキー(笑)あーゆー時は何も言わず認めといた方がいいんだよAちゃん」


お祭りの会場から少し離れた場所にある公園のベンチに座る


ヒラ「俺達カップルに見えるんだねえ」


「そりゃあ男女2人て歩いてたらそう思いますよ..」


1つのかき氷を2人で食べる

ヒラ先輩相手だけど、男の人とこんな事するのる初めてだから少しドキドキしてしまう





.




ヒラ「今日キヨに来て欲しかった?」

「そりゃあ..、来て欲しかったです」

ヒラ「だよねえ、やっぱ俺じゃだめかあ」


眉を下げてへら、と笑う先輩


「でも、ヒラ先輩と一緒にお祭り周るのも楽しかったですよ?」


これは事実だ。


ヒラ「あ〜..俺ほんとにAちゃんの事好きだなあ」

「..ありがとうございます」



ずっとふざけて言ってると思ってたこの言葉だけど

最近気付いたのはヒラ先輩の表情が本気であること。

からかわないでくださいってあしらうのは、ヒラ先輩に対してすごい失礼だしちゃんと向き合おうって思って、お礼を言う。



.



私がヒラ先輩を好きになれたら1番いいんだろうなあ..


好きな人が振り向いてくれない辛さは私も分かるけど

ヒラ先輩の気持ちに答えられないむず痒さで顔をしかめる


ヒラ「そんな難しい顔しないでよ(笑)」



ヒラ「今日だけでもAちゃんを独り占めできてよかったよお」





ヒラ「キヨとの事はちゃんと応援してるからね」


ふわふわと頭を撫でられる




ヒラ「あとちょっとで花火上がるねえ」


公園にある時計を見ると、花火が始まる時間の10分前


「そろそろ皆のとこ戻らないとですね」

ヒラ「ん、ここで2人で見るのも俺はアリだけどね」



..今日くらいは、ヒラ先輩に喜んでもらいたいし


「..そうですね、今日は私もアリです。」



ヒラ先輩の目を見ると

驚いたように目を丸くしていたけど
すぐにへら、と嬉しそうに笑う



ヒラ「俺もう今日死んでもいいや」

「大袈裟なんですよヒラ先輩(笑)」



ヒラ先輩の手が私の手の上に重なる
いつもなら振り払っちゃうけど
今日は、そのまま

2人で花火を見た。




.

112→←110



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (86 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
296人がお気に入り
設定タグ:最終兵器俺達 , キヨ , 最俺
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

未来(プロフ) - しーこさん» とうの昔に過ぎ去った学生生活の思い出にこのエピソードを追加する事にしました(あたおか)思いたい………… (2019年10月14日 21時) (レス) id: cb13c97048 (このIDを非表示/違反報告)
しーこ(プロフ) - 未来さん» こーゆー思わせぶりなことしそうですよね!なにそれ!って思いたいですよね...(妄想) (2019年10月14日 1時) (レス) id: 3bcf0f5bf5 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - なにそれ!!!なにそれ!!!!!! (2019年10月13日 2時) (レス) id: eb06b45463 (このIDを非表示/違反報告)
しーこ(プロフ) - めろん。さん» コメントありがとうございます!更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします〜(^-^)! (2019年10月12日 14時) (レス) id: 3bcf0f5bf5 (このIDを非表示/違反報告)
めろん。(プロフ) - 「俺の好きとお前の好きは違う」ってはっきり言われるところめちゃくちゃ切ない(´・ω・ `)お話いつでもまってます! (2019年10月11日 0時) (レス) id: 22a17272cb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しーこ | 作成日時:2019年9月23日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。